ハルビン冬季アジア大会2025 ヤブリ選手村の準備とおもてなし
2025年2月7日に開幕したハルビン冬季アジア大会2025では、雪上競技が行われるヤブリの選手村が、参加者とコーチにとってのもう一つの家となりました。本記事では、その準備と運営の工夫を振り返りながら、国際ニュースとしての大会の裏側を日本語で分かりやすく紹介します。
ハルビンから約190キロ、雪上競技の拠点ヤブリ
ハルビンから約190キロ離れたヤブリは、雪上競技の会場となりました。このエリアには3カ所の選手村が設けられ、その中でメイン選手村と位置づけられたのがアバンスホテル(Avaunce Hotel)です。
大会前、選手村のスタッフは参加者の到着に向けて準備の最終調整を行い、一つひとつのサービスを見直しながら受け入れ態勢を整えてきました。
食事と休息を最優先にした設計
運営側が特に重視したのは、選手とコーチの食事と休息の環境づくりです。アバンスホテルの選手村では、食堂のすぐ横に荷物や競技用具を保管できるスペースを設け、移動の手間を減らし利便性を高めています。
- 食堂は1日20時間営業し、複数のメニューを提供
- 同時に最大約450人が着席可能
- ホテル全体で500人以上を収容
- 客室では24時間対応のルームサービスを提供
長時間営業の食堂と大人数を収容できる設備、さらに24時間のルームサービスを組み合わせることで、選手がいつでも食事をとり、必要なサポートを受けられる体制が整えられました。
春節期間も「家にいるように」過ごしてほしい
アバンスホテルにある選手村の責任者を務めるファン・イエジュン(Fang Yejun)氏は、サービスの質について慎重な姿勢を崩していません。
ファン氏は、選手村の運営について、参加者のニーズを満たせるかどうか常に心配しているとしたうえで、細部まで目を配り、あらゆる面で改善を続けていると語りました。また、選手たちが春節の時期にここで過ごす際には、できるだけ経験を良いものにし、自宅にいるように感じてもらいたいとの思いも明かしています。
こうした発言からは、選手村を単なる宿泊施設ではなく、参加者がリラックスし、自分のペースで過ごせる生活空間として整えようとする姿勢がうかがえます。
大会を支える「見えないインフラ」としての選手村
ハルビン冬季アジア大会2025のヤブリ選手村は、長時間営業の食堂や荷物スペース、24時間対応のサービスなど、日常の動線と暮らしやすさを細かく設計することで、大会を裏側から支えました。
大規模な冬季スポーツイベントでは、競技結果だけでなく、選手がどのような環境で過ごしたかも、のちに語られる国際ニュースの一部となります。ヤブリの選手村づくりは、参加者のコンディションや体験を中心に考える運営が重要になっていることを示す一例と言えるでしょう。
今後の国際スポーツイベントでも、こうした暮らしの質に配慮した選手村の設計が一つの基準となり、より多くの参加者にとって、会場となる都市がもう一つの故郷のように感じられる場になっていくかもしれません。
Reference(s):
Athletes' Village in Yabuli ready to host participants for Harbin 2025
cgtn.com








