卓球WTTチャンピオンズ重慶 王楚欽がレブラン撃破し8強入り
卓球の国際大会WTTチャンピオンズ重慶で、元世界1位の王楚欽がフランスのアレクシ・レブランを3−0で破り、準々決勝進出を決めました。国際卓球連盟(ITTF)世界ランキングでの1位返り咲きを目指す王にとって、重要な勝利となりました。
- 王楚欽がレブランに3−0でストレート勝ち
- レブランは先月のシンガポール・スマッシュ2025でベスト4入り
- 王は準々決勝でスウェーデンの世界7位トゥルルス・モーレガードと対戦予定
元世界1位・王楚欽、47週の王座からの再出発
王楚欽は、ITTF世界ランキングで47週連続の1位に君臨してきましたが、現在は2位に後退しています。今大会のWTTチャンピオンズ重慶は、世界のトップポジション奪還に向けた大切なステップとなっており、そのなかで迎えたレブランとの一戦でした。
勢いあるレブランの流れを断ち切る
対戦相手のアレクシ・レブランは、先月行われたシンガポール・スマッシュ2025で堂々のベスト4入りを果たし、国際舞台で存在感を高めている選手です。その勢いを持ち込んだ今大会で、王との試合は現地の金曜夜に実施されました。
試合は立ち上がりから互いに攻撃的なスタイルを前面に出し、ラリーも長く激しい展開が続きました。王が先にリードを奪う一方で、レブランも強気のプレーで食い下がり、観客を沸かせるラリーが何度も見られました。
第1ゲーム:終盤に一気に引き離し11−8
第1ゲームは中盤まで拮抗した展開が続きましたが、終盤で王が一段ギアを上げます。レブランの攻めを冷静にさばきつつ、チャンスボールを確実に決めてポイントを重ね、11−8で先取しました。
第2ゲーム:タイムアウトを挟み13−11で競り勝つ
第2ゲームでは、王が9−5とリードを広げたものの、ミスが続いてレブランに追い上げを許し、1点差まで詰め寄られます。この局面で王皓ヘッドコーチがタイムアウトを要求し、流れを立て直しました。
その後も互いに一歩も譲らず11−11までもつれましたが、最後は王が鋭い攻撃でポイントを奪い、13−11でこのゲームも制しました。これでゲームカウント2−0と大きくリードを広げます。
第3ゲーム:カウンターを封じて11−6
第3ゲームは序盤4−4と再び互角のスタートになりましたが、ここから王が一気に主導権を握りました。レブランのカウンターを許さない配球とコース取りで相手の攻撃力を封じ込み、ミスを誘いながら着実に得点を重ねます。
最終的に王が11−6でこのゲームも取り、ゲームカウント3−0のストレート勝ちで準々決勝進出を決めました。内容、スコアともに、世界トップクラスとしての安定感を示す試合となりました。
準々決勝は世界7位モーレガードと激突へ
この勝利により、王楚欽は準々決勝でスウェーデンのトゥルルス・モーレガードと対戦します。モーレガードは世界ランキング7位に位置する強豪であり、上位同士の対戦は大会の注目カードの一つと言えます。
世界2位の王にとって、この準々決勝はランキング1位返り咲きに向けて落とすことのできない試合です。勝ち進めば、今後のITTF世界ランキング争いにも直接影響を与える可能性があります。
中国勢の層の厚さと大会の見どころ
大会の情報によれば、王とともに、陳という姓の選手も準々決勝に進出しており、中国勢の層の厚さを改めて印象づけています。本記事では、特に王楚欽の試合内容に焦点を当てましたが、中国勢全体のパフォーマンスも今大会の大きな見どころの一つです。
卓球ファンが注目したいポイント
今回の試合は、単なる3−0のストレート勝ち以上の意味を持つ内容でした。レブランのように直近のシンガポール・スマッシュ2025で結果を残している選手を相手に、王が接戦の局面でも冷静さを失わず、要所でギアを上げた点は、元世界1位としての経験と精神的な強さを示しています。
今後行われる準々決勝以降の試合では、
- 王がどこまで安定したプレーを維持できるか
- 接戦の終盤での戦術選択やメンタルの強さ
- ランキング上位同士の対戦が世界卓球シーンに与える影響
といった点が注目されます。日本を含むアジアの卓球ファンにとっても、WTTチャンピオンズ重慶は、世界のトップ選手たちの現在地と、次のシーズンに向けた流れを読み解くうえで見逃せない大会と言えます。
Reference(s):
Wang, Chen storm into WTT Champions quarterfinals in Chongqing
cgtn.com








