マルムシュ弾でマンC逆転 FAカップ準決勝へ
マルムシュ弾でマンC逆転 FAカップ準決勝へ
イングランドのカップ戦FAカップで、マンチェスター・シティがボーンマスを2-1で下し、準決勝進出を決めました。エースのアーリング・ハーランドがPKを失敗し、その後負傷交代する苦しい展開のなか、途中出場のオマル・マルムシュが決勝点を挙げました。
- ハーランドはPK失敗に加え決定機を逃し、足首を痛めて途中交代
- 20歳のニコ・オライリーが左サイドバックで投入され、2ゴールを演出
- マルムシュが交代直後に勝ち越し弾を決め、シティが4強入り
ボーンマスが先制 ハーランドはPK失敗
日曜日に行われたこの準々決勝は、序盤からマンチェスター・シティが攻勢に出ました。ハーランドは早い時間帯にヘディングシュートを放ちますが、これは枠の外へとそれます。
14分には、ボーンマスのタイラー・アダムスのハンドが取られ、シティにPKのチャンス。キッカーを務めたハーランドでしたが、シュートはコースも強さも今ひとつで、ボーンマスのGKケパ・アリサバラガが左へ読んで難なくセーブしました。
その2分後には、ハーランドがゴール前でチップキックを試みるものの、今度はバーの上へ。エースの不調に助けられる形で、ボーンマスは前半を無失点で乗り切ります。
ボーンマスは前線からの激しいプレッシングでシティのビルドアップにプレッシャーをかけ続けました。そしてその7分後、高い位置でボールを奪うと、ストライカーのエヴァニウソンがこぼれ球を押し込み、ホームチームが先制点を奪いました。
オライリー投入で流れ一変 ハーランドが同点弾
後半、ペップ・グアルディオラ監督は20歳のニコ・オライリーを左サイドバックとして投入します。本職は中盤のオライリーですが、その積極的なオーバーラップとポジショニングがシティの攻撃に新たなリズムをもたらしました。
49分、オライリーが左サイドからゴール前へ鋭いグラウンダーのボールを送り込むと、ファーサイドに走り込んだハーランドが右足で叩き込み同点。PK失敗と決定機逸で重くなっていた流れを、自らのゴールで一度は引き戻しました。
ハーランド負傷交代 その穴を埋めたマルムシュ
しかし、その直後にハーランドは足首を痛めてピッチに倒れ、治療の末に交代を余儀なくされます。チームの得点源を失うシナリオでしたが、この日シティを救ったのはベンチメンバーでした。
ハーランドに代わって送り出されたのはオマル・マルムシュ。投入からわずか2分後、再び左サイドからオライリーが攻撃に絡み、ゴール前へボールを供給すると、マルムシュが冷静に流し込んで逆転に成功します。
その後もボーンマスは同点を目指して前がかりになりますが、シティ守備陣が集中を切らさず対応。試合はそのまま2-1で終了し、マンチェスター・シティがFAカップ準決勝への切符を手にしました。
オライリー「チームを助けることだけを考えていた」
2ゴールを演出したオライリーは、慣れない左サイドバックという役割を見事にこなしました。グアルディオラ監督は、この若きミッドフィルダーを準決勝でも起用すると明言しており、そのパフォーマンスへの信頼の高さがうかがえます。
オライリー自身も、試合後には「毎試合、自分にできる限りのことをしてチームを助けたいと思っています。監督からは、背後へのランニング、高い位置取り、ウイングが外に開いたときには内側に入ることを求められていました。それをやろうとしただけです」と語り、戦術的な役割を素直に受け止めてプレーしていたことを明かしました。
ベンチの力と層の厚さを示した一戦
この試合は、マンチェスター・シティの選手層の厚さを象徴する内容となりました。エースのハーランドがPKを失敗し、さらに負傷でピッチを去るという状況にもかかわらず、途中出場のマルムシュとオライリーが試合をひっくり返しています。
グアルディオラ監督の采配も光りました。本職ではないポジションでオライリーを起用し、相手のプレッシングをかいくぐる新たな出口を作ったことで、後半の主導権を取り戻しました。シティにとっては、主力が不調でも別の選手がステップアップできるという、シーズン終盤に向けて心強い証明となったと言えます。
この勝利により、シティは4月26〜27日の週末に組まれた準決勝でノッティンガム・フォレストと対戦する権利を獲得しました。タイトル争いが激しさを増すなか、ベンチメンバーを含めた総合力が、今後のFAカップとシーズン全体の行方を左右しそうです。
Reference(s):
Marmoush fires Man City into FA Cup semis with 2-1 win at Bournemouth
cgtn.com








