飛び込みW杯ウィンザー大会 中国が混合3m&10m団体で圧勝
飛び込みの国際大会「ワールドアクアティクス・ダイビングワールドカップ」のカナダ・ウィンザー大会で、新設の混合3メートル&10メートル団体種目の初代金メダルを中国が獲得しました。ペースの速い試合展開の中で、パリ五輪金メダリストを含む4人が安定した演技を見せました。
中国が混合団体で圧勝 合計478.80点
現地時間の金曜日に行われた混合3メートル&10メートル団体では、王宗源(ワン・ゾンユエン)、陳芋汐(チェン・ユシ)、陳怡帆(チェン・イーウェン)、成子龍(チェン・ズーロン)の4人で臨んだ中国が、合計478.80点をたたき出し、他チームを大きく引き離して優勝しました。
この種目は、3メートルのスプリングボード(飛び板)と10メートルのプラットフォーム(高飛び込み)、さらに個人とシンクロ(2人同時)の演技を組み合わせて争うチーム戦です。多様な種目を一度にこなす総合力が問われます。
試合の流れ:パリ五輪金メダリストが主導
第1ラウンド:中国が序盤から主導権
最初の演技は、女子3メートル飛板でパリ五輪チャンピオンの陳怡帆が登場し、76.50点を獲得して好スタートを切りました。続いて、同じくパリ五輪金メダリストの王宗源が3メートル飛板から89.25点を記録し、この時点で中国が首位に立ちます。
第2ラウンド:シンクロでリードを広げる
第2ラウンドでは、陳怡帆と成子龍がペアを組み、3メートルシンクロ飛板で72.00点をマーク。ここまでの合計を233.75点とし、中国は首位をしっかりキープしました。
続いて女子10メートル高飛び込みには陳芋汐が登場し、難度の高い演技をほぼ完璧に決めて90.75点という高得点をたたき出します。
最終ラウンド:わずかな乱れもチーム力でカバー
成子龍はその後の個人演技で70.30点とやや伸び悩みましたが、最終の10メートルシンクロ高飛び込みでは陳芋汐とペアを組み、80.00点を獲得。結果として合計478.80点となり、中国が圧倒的な強さで金メダルを手にしました。
銀はメキシコ、銅はイタリア
混合3メートル&10メートル団体の表彰台は、中国に続き、メキシコが412.70点で銀メダル、イタリアが402.75点で銅メダルという結果になりました。中国は2位のメキシコに約66点差をつける完勝で、この新種目における存在感を示しました。
グアダラハラ大会に続く快進撃
今回金メダルを獲得した4人は、4月上旬に行われたワールドカップ最終戦のメキシコ・グアダラハラ大会でも同じ種目で優勝しており、今大会でタイトルを「持ち帰る」形となりました。異なる会場でも高いパフォーマンスを維持していることがうかがえます。
なぜ混合団体種目が注目されるのか
男女混合の団体種目は、チームワークと総合力が問われる新しいタイプの飛び込み競技として注目されています。
- 3メートルと10メートルという異なる高さを使い分ける戦略性
- 個人とシンクロの両方で安定した演技が求められる難しさ
- 男女それぞれの得意技をどう組み合わせるかというチーム運営
今回の中国チームは、パリ五輪金メダリストを中心に、こうした条件を高いレベルで満たしたことで他国を寄せつけませんでした。
これからの国際飛び込みシーンへの影響
ウィンザー大会での結果は、今後の国際飛び込みシーンにいくつかのメッセージを投げかけています。
- 混合団体種目が、各国にとって強化すべき新たな重点分野になりつつあること
- 中国が引き続き安定した強さを示し、他国がどう対抗していくかが一つの焦点になること
- 観客にとっても、多様な種目を一度に楽しめる「見せる競技」としての魅力が高まっていること
短時間で展開が変わるこの種目は、配信やSNSとの相性も良く、今後、国際スポーツニュースや日本語ニュースの中でも取り上げられる機会が増えていきそうです。
Reference(s):
China win mixed 3m & 10m team gold medal at Diving World Cup
cgtn.com







