飛び込みW杯ウィンザー大会 女子3m板はChen Jiaが制覇
カナダ・ウィンザーで行われた世界水泳飛び込みワールドカップ女子3メートル板決勝で、中国のChen Jiaが僅差の争いを制して金メダルを獲得しました。中国勢は他種目でも表彰台を席巻し、今季シリーズの中でも存在感を強く示しています。
女子3メートル板、20歳Chen Jiaがワイルドカードから頂点へ
女子3メートル板決勝は、中国のChen JiaとChen Yiwenによるハイレベルな一騎打ちとなりました。20歳のChen Jiaは、4月上旬にメキシコ・グアダラハラで行われた前戦のワールドカップで優勝しており、その実績を受けて今大会にはワイルドカード枠で招待されていました。
Chen Jiaは5本すべての演技で大きなミスなくまとめ、合計379.05点を記録。この得点は、Chen Yiwenが昨年のパリ夏季五輪で金メダルを獲得した際の合計得点を上回る水準で、現在のコンディションと潜在力の高さを印象付ける内容となりました。
同じく中国のChen Yiwenが369.90点で2位に入り、3位にはオーストラリアのMaddison Keeneyが336.55点で続きました。
「細部をもっと完璧に」それでも高水準の演技
Chen Jiaは競技後、メキシコ大会のときより得点は少し低かったと振り返りつつ、連戦による疲労を口にしました。それでも「細部をより完璧にしたい」「身のこなしをさらに磨きたい」と課題を挙げ、満足にとどまらず、技の完成度を高めていく姿勢を示しています。
- 前戦グアダラハラ大会に続くワールドカップ連勝
- 連戦の疲れを抱えながらも大崩れしない安定感
- 今後は入水姿勢など細部のブラッシュアップに意欲
男子10メートル高飛び込みと女子シンクロでも中国勢が金
同じ日の夜に行われた他の決勝でも、中国勢が強さを見せました。男子10メートル高飛び込みでは、中国のCheng Zilongが511.10点をマークして優勝。2位には同じく中国のZhu Zifengが入り、ウクライナのOleksiy Seredaが3位となりました。
女子10メートルシンクロナイズド高飛び込みでも、中国ペアのLu WeiとZhang Minjieが327.36点で頂点に立ちました。2位はメキシコのGabriela AgundezとAlejandra Estudillo組、3位は英国のLois ToulsonとMaisie Bond組が続き、こちらも中国が主導権を握る展開となりました。
ウィンザー大会のメダルラッシュ: 金8・銀3・銅1
ウィンザーでのワールドカップ全体を通じて、中国の飛び込みチームは合計で金メダル8個、銀3個、銅1個を獲得しました。複数種目で中国人選手同士が優勝争いを繰り広げる構図となり、代表内の競争の激しさと選手層の厚さがあらためて浮き彫りになった形です。
今季ワールドカップシリーズの流れと北京大会
今季のワールドカップシリーズでは、メキシコ・グアダラハラ大会での優勝に続き、ウィンザー大会でも結果を残したChen Jiaが一躍注目株となりました。ワイルドカードという立場でありながら、連戦で安定して表彰台の頂点に立ったことは、シリーズを通じた存在感を示すものと言えます。
大会関係者の当初の発表では、今季シリーズを締めくくるスーパー・ファイナルが5月2〜4日に北京で開催される予定とされていました。ウィンザーでの活躍は、そうした重要な局面に向けて弾みをつける意味合いも持っていたと考えられます。
国際スポーツニュースとして見ると、今回の飛び込みワールドカップは、今後の大舞台に向けた力関係をうかがう材料にもなります。中国勢が表彰台の多くを占める一方で、オーストラリアやウクライナ、メキシコ、英国などの選手もメダル争いに加わっており、次のシリーズでも各国・地域のせめぎ合いが続きそうです。
Reference(s):
China's Chen Jia wins women's 3m springboard title at Diving World Cup
cgtn.com








