卓球ITTFワールドカップ:王楚欽が4−0完勝で16強入り 孫穎莎も首位通過
卓球のITTFワールドカップ(マカオ)で、中国勢が存在感を示しています。男子では王楚欽(ワン・チューチン)がクロアチアのトミスラフ・プカルを圧倒して16強入りを決め、女子では孫穎莎(スン・インシャ)がグループ首位で決勝トーナメント進出を果たしました。
王楚欽がプカルに4−0完勝 1ゲームも落とさず16強へ
世界ランキング2位の王楚欽は、グループ2最終戦でクロアチアのトミスラフ・プカルと対戦し、4−0のストレート勝ちでITTFワールドカップ本戦(ラスト16)進出を決めました。
試合は立ち上がりから王が主導権を握ります。第1ゲームは11−3、第2ゲームも11−5と快勝。バックハンドの鋭い一撃が印象的で、相手に流れを渡しませんでした。
両者は2019年に一度だけ対戦し、そのときは王が敗れていました。過去の借りを返したい王は第3ゲームも11−8で押し切り、第4ゲームは11−1と一方的な展開で締めくくりました。
- 第1ゲーム:11−3(王)
- 第2ゲーム:11−5(王)
- 第3ゲーム:11−8(王)
- 第4ゲーム:11−1(王)
これで王は、今大会で唯一、1ゲームも落とさずにラスト16へ進出した中国選手となりました。次戦はアメリカのカナク・ジャとの対戦が予定されています。
世界1位・林詩棟も逆転で16強入り
グループ1では、世界ランキング1位の林詩棟(リン・シドン)がポーランドのミロシュ・レジムスキと対戦しました。
林は第1ゲームを8−11で落とし、苦しい立ち上がりとなりましたが、第2ゲームを11−2、第3ゲームを11−4と取り返し、試合の流れを引き寄せます。第4ゲームも11−1と圧倒し、最終的に3−1で勝利しました。
- 第1ゲーム:8−11(林)
- 第2ゲーム:11−2(林)
- 第3ゲーム:11−4(林)
- 第4ゲーム:11−1(林)
この勝利で、林はレジムスキとの対戦成績を2勝0敗とし、ラスト16ではスウェーデンのアントン・カッルベリと対戦することになりました。
女子シングルス:孫穎莎がグループ首位通過
女子シングルスでも、中国勢が安定した強さを見せています。孫穎莎は、Chinese Taipei代表の錢天泉(チエン・トンチュアン)を3−1で下し、グループ首位でラスト16進出を決めました。
孫は第1ゲームを11−6で先取し、第2ゲームも6−2とリードを広げてそのまま11−3で連取。第3ゲームは5−5と競り合いましたが、最後は11−5で振り切りました。
- 第1ゲーム:11−6(孫)
- 第2ゲーム:11−3(孫)
- 第3ゲーム:11−5(孫)
- 第4ゲーム:7−11(孫が落とす)
第4ゲームこそ錢に11−7で奪われましたが、トータル3−1で勝利。危なげなく次のステージへ駒を進めています。
王芸迪は完勝も惜しくもグループ敗退
同じく女子シングルスでは、中国の王芸迪(ワン・イーディ)がポルトガルの邵潔妮(シャオ・ジエニ)に4−0のストレート勝ちを収めました。
- 第1ゲーム:11−9(王)
- 第2ゲーム:11−2(王)
- 第3ゲーム:11−3(王)
- 第4ゲーム:11−7(王)
内容としては終始危なげない試合運びでしたが、グループ初戦でフランスのユアン・ジャナンに敗れていたため、トータル成績でラスト16進出はなりませんでした。
マカオ大会で見えた中国勢の現在地
今回のITTFワールドカップ(マカオ)では、王楚欽や林詩棟、孫穎莎といった若いトップランカーが、要所での勝負強さを見せています。一方で、王芸迪のように内容は良くても、一戦の敗北がグループ突破に響く厳しいレギュレーションも浮き彫りになりました。
ラスト16以降は、より実力の近い選手同士の対戦が増え、1ゲームの流れが勝敗を大きく左右します。王楚欽がゲームを落とさずに勝ち上がっていることは、そのまま今大会での安定感の証しと言えるでしょう。
今後の決勝トーナメントでは、
- 王楚欽 vs カナク・ジャ(アメリカ)
- 林詩棟 vs アントン・カッルベリ(スウェーデン)
といった対戦が予定されており、中国勢がどこまで勝ち進むのかに注目が集まります。忙しい日常の合間に、大会のスコアだけでも追ってみると、世界卓球の現在地が見えてきます。
Reference(s):
China's Wang dominates Pucar to advance unscathed in ITTF World Cup
cgtn.com








