女子バレーVNL香港SAR:中国が日本に3―1勝利し3連勝
女子バレーボールの国際大会「FIVB女子ネーションズリーグ」香港特別行政区大会で、中国代表が日本代表に3―1で勝利し、今大会の香港ラウンド3連勝を飾りました。アジアの強豪同士がぶつかった一戦の内容を振り返ります。
香港SARで中国が宿敵日本に勝利
現地時間の土曜日に行われた試合は、中国南部の香港特別行政区で開催されている2025年FIVB女子ネーションズリーグの一戦です。中国代表は、これまでチェコに3―1、ブルガリアに3―2で勝利しており、この日本戦で3連勝を決めました。
結果はセットカウント3―1(25―15、25―12、18―25、25―22)。中国が高さとパワーを生かして主導権を握る展開となりましたが、日本も第3セットで意地を見せ、最後まで拮抗した試合内容となりました。
セットごとの流れ:立ち上がりから主導権を握った中国
第1セット:序盤の連続得点で25―15
第1セットは、中国が序盤から一気にリードを広げました。開始直後に5―1と突き放すと、日本はたまらずタイムアウトを要求。中国のウー・モンジエが連続得点で流れを引き寄せ、そのまま25―15で中国が先取しました。
第2セット:25―12で中国が圧倒
第2セットも中国ペースが続きます。サーブで日本のレシーブを乱し、高さを生かしたブロックとスパイクで着実に得点を重ね、25―12と一方的なスコアで2セット連取としました。
第3セット:日本が修正力を見せ25―18
追い込まれた日本は、第3セットで立て直しに成功します。序盤から8―3とリードを奪うと、ディフェンスとつなぎの粘りが戻り、速い攻撃も機能。最後まで主導権を握り続け、25―18で1セットを返しました。
第4セット:21―21からの3連続ポイントで勝負あり
第4セットは、両チームが一進一退の攻防を続ける白熱の展開になりました。終盤まで互角のまま21―21と並びましたが、ここから中国が3連続ポイントを奪い一気にマッチポイントへ。最終的に25―22でセットを取り、セットカウント3―1で試合を締めくくりました。
香港ラウンド3連勝、次戦イタリア戦を控えた中国
中国代表は、この香港特別行政区でのラウンドでチェコ、ブルガリア、日本に勝利し、勢いに乗っています。日本戦を終えた時点で、日曜夜にはイタリアと対戦する最終戦を控えている状況でした。ヨーロッパの強豪との一戦は、今後の大会の行方を占う試金石とも言えます。
アジアのライバル対決が示したもの
中国と日本は、アジアを代表する女子バレーボールの強豪として、国際大会で何度も激突してきました。今回のネーションズリーグ香港SAR大会での対戦は、両チームの現在地を測る意味でも注目されていました。
高さとパワーの中国、スピードと粘りの日本
この試合でも、中国は高さとパワーを前面に押し出し、サーブとブロックで主導権を握りました。一方の日本は、つなぎの精度と素早いコンビネーションで対抗し、第3セットではその持ち味が形になりました。
日本にとっての課題と収穫
スコアだけを見ると中国の快勝にも見えますが、日本にとっても第3セットのように流れを引き寄せる時間帯がありました。今後に向けては、
- 序盤からの失点をいかに抑えるか
- サーブレシーブ(サーブの守備)で崩れない安定感
- 高さのある相手へのブロックとディフェンスの組み立て
といった点が改めて浮き彫りになったと言えます。一方で、立て直しの早さやベンチワークなど、ポジティブな要素も見えた試合でした。
ネーションズリーグと日本の今後の戦い方
FIVB女子ネーションズリーグは、世界各地を転戦しながら行われる長期の大会で、各国代表にとっては若手育成とチーム作りの場にもなっています。日本代表にとっても、中国のような世界レベルの相手との対戦は、今後の国際大会やアジア大会に向けた貴重な経験となります。
今回の香港SARでの敗戦をどう分析し、次の試合や次のシーズンにどう生かしていくのか。結果だけでなく、そのプロセスを追いかけることが、女子バレーボールの「今」を理解するうえで重要になってきます。
Reference(s):
China beat Japan at FIVB Women's Nations League stop in Hong Kong SAR
cgtn.com








