WTAバート・ホンブルク:シフィオンテクとペグラが8強入り、大坂なおみは苦戦続く
女子テニスツアーの芝コート大会「WTAバート・ホンブルク・オープン」で、第4シードのイガ・シフィオンテクと第1シードのジェシカ・ペグラが順当に勝ち進みました。一方で、4度の四大大会制覇を誇る大坂なおみは、第5シードにストレートで敗れ、厳しい戦いが続いています。
シフィオンテク、逆転でアザレンカを下す
第4シードのイガ・シフィオンテクは、ベラルーシのビクトリア・アザレンカを6-4、6-4で下し、準々決勝進出を決めました。
第1セット序盤は2-4とリードを許しましたが、そこからブレークバックして4-3と追い上げ、続くサービスゲームをキープして追いつきました。さらに5-4で迎えたサービスゲームでは、緊張感の高い場面で2本のブレークポイントをしのぎ、最後はアザレンカのフォアハンドがわずかに外れてセットをものにしました。
24歳のシフィオンテクは、これまで芝コートの大会で決勝に進んだことがありません。四大大会ウィンブルドンでの最高成績も2023年の準々決勝で、芝ではまだ伸びしろを残す存在と見られてきました。
第2セットは序盤から互いにブレークを奪い合う展開となりましたが、シフィオンテクは2-1とリードした場面でバックハンドでブレークポイントをしのぐなど、要所で粘りを発揮。中盤で4-3とリードを広げるブレークに成功すると、その後はサービスゲームを2度きっちりとキープし、ストレート勝ちを収めました。
ペグラ、シニアコバに快勝し8強へ
別の試合では、第1シードのジェシカ・ペグラが、チェコの予選勝者カテリナ・シニアコバを6-2、6-3で下しました。
ペグラとシニアコバは、これまでも芝コートで激しい対戦を重ねてきた顔なじみの間柄です。この日も互いのプレーをよく知る者同士の戦いとなりましたが、第1セットはペグラが的確なショット選択で主導権を握り、6-2で先取しました。
第2セットでも、ペグラはダウン・ザ・ライン(サイドライン際へのショット)を決めて3-1とリードを拡大。シニアコバに流れを渡さず、終始安定したプレーでポイントを重ねました。
ペグラは以前にも、シニアコバを準々決勝で破って自身初の芝コートタイトル獲得へつなげたことがあります。今回も第2セットを6-3で締めくくり、世界ランキング3位としての実力を示しました。
ペグラは準々決勝で、同じアメリカ出身のエマ・ナヴァロと対戦する予定です。
大坂なおみは第5シードにストレート負け
一方で、大坂なおみはアメリカの第5シードと対戦し、4-6、4-6のストレートで敗れました。
4度の四大大会優勝を経験している大坂ですが、このところ調子が上向かず、今大会でも「苦しい時間」が続く内容となりました。スコアはいずれのセットも競ったものの、要所のポイントを取り切れず、ブレークチャンスやサービスキープの場面であと一歩及びませんでした。
それでも、いずれのセットも拮抗した展開だったことを踏まえると、内容をどう立て直していくかが次の課題になります。
芝シーズンの流れを占う一週間
芝コートはボールの弾み方や球足が他のサーフェスと大きく異なり、選手には素早い対応力と柔らかいフットワークが求められます。WTAバート・ホンブルク・オープンの結果は、芝コートでの自信や手応えをつかむうえで重要な意味を持ちます。
- シフィオンテクは、これまで得意とは言い難かった芝で一歩前進し、初の芝コート決勝進出へ向けて視界を開きました。
- ペグラは、芝でも安定して結果を出せることを改めて示し、世界3位としての存在感を強めています。
- 大坂なおみは、接戦を勝ち切るためのリズムづくりやメンタル面の立て直しが今後のテーマとなりそうです。
芝シーズンの中で、誰が流れをつかみ、大きな大会へと勢いを持ち込めるのか。選手たちの一戦一戦が、今後の女子テニスツアーの行方を占う材料となっていきます。
Reference(s):
cgtn.com








