2025ユニバーシアード:飛び込みで中国が今大会2つ目の金、競泳・フェンシングも熱戦
今夏、ドイツのベルリンで開催された2025年FISU夏季ワールドユニバーシティゲームズ(ユニバーシアード)で、中国の飛び込み女子ペアが今大会2つ目の金メダルを獲得しました。競泳やフェンシングでも各国・地域の大学生アスリートが記録とタイトルを争い、次世代のスター候補たちが存在感を見せています。
女子シンクロ3m飛板で中国ペアが逆境から金
ベルリン大会の飛び込み女子シンクロナイズド3メートル飛板決勝は、大会期間中の金曜日(現地時間)に行われました。中国のOuyang Yu選手とWang Weiying選手のペアが、この種目で金メダルを獲得し、中国代表にとって今大会2つ目の金となりました。
決勝には11ペアが出場。前半2ラウンドを終えた時点で、中国ペアは地元ドイツのペアに1.2点差をつけて首位に立ちます。しかし第3ラウンドでタイミングの乱れが出てしまい、得点は60.30点と伸び悩みました。それでも合計得点ではトップを守りきります。
第4ラウンドではミスを修正し、演技の完成度を大きく引き上げてリードを一気に15点以上に広げました。最終ラウンドでは、この日最高となる71.10点をたたき出し、危なげなく金メダルを確定させました。銀メダルはアメリカのペア、銅メダルはドイツのペアが獲得しています。
男子3m飛板はドイツが逆転優勝、中国は惜しくも銀
男子3メートル飛板飛び込み決勝では、中国のHu Yukang選手が最後まで優勝争いを演じました。最終ラウンドのラストダイブでは72.15点をマークしましたが、ドイツのMoritz Wesemann選手がそれを上回る得点を記録し、金メダルを手にしました。
Hu選手はわずかな差で金メダルを逃した形となり、中国勢にとっては悔しい結果となりましたが、高難度の技に挑み続けた内容は存在感十分と言えます。同じく中国代表のZhang Wen'ao選手は7位で競技を終えました。
競泳:記録更新と中国勢の決勝進出
競泳でもワールドユニバーシティゲームズらしいハイレベルな争いが続いています。女子100メートル自由形準決勝では、中国のAi Yanhan選手とLiu Shuhan選手がそろって健闘しました。
2人は、大会前日となる木曜日の女子4×100メートル自由形リレー決勝で、中国に銀メダルをもたらしたメンバー。勢いそのままに100メートル自由形準決勝でも安定した泳ぎを見せ、Ai選手が全体5位、Liu選手が7位で予選通過し、ともに決勝進出を決めました。
男子100メートル背泳ぎ準決勝では、南アフリカのPieter Coetze選手が52秒18の好タイムで大会新記録を樹立。さらに女子200メートル背泳ぎ決勝では、アメリカのLeah Shackley選手がこちらも大会記録を更新する泳ぎで金メダルに輝いています。
フェンシング:中立選手とイタリアが頂点に
フェンシング競技でも熱戦が続きました。男子エペ個人では、中立選手として出場しているDmitrii Shvelidze選手が、ハンガリーのSoma Somody選手を15対11で下し、金メダルを獲得しました。
女子フルーレ個人では、イタリアのAurora Grandis選手が韓国のMo Byeoli選手と対戦し、同じく15対11で勝利してタイトルを手にしました。エペは全身が有効面となる種目、フルーレは有効面が胴体に限られる種目であり、それぞれ異なる戦術と駆け引きが求められます。
ユニバーシアードが映す「次の国際スポーツ地図」
ワールドユニバーシティゲームズは、大学生・大学院生を中心とした国際総合大会で、多くの選手が将来のオリンピックや世界選手権の主役候補と見られています。ベルリン大会の結果からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 中国は飛び込みや競泳で安定してメダル争いに絡み、水泳全体での層の厚さを示していること
- ドイツや南アフリカ、アメリカ、イタリアなど、多様な国・地域の選手が記録やタイトルで存在感を示していること
- フェンシングや水泳の大会記録更新が相次ぎ、学生世代の競技レベルが国際的に底上げされていること
ユニバーシアードのメダル数や記録は、数年後の世界大会の勢力図を占う上で一つのヒントになります。2025年ベルリン大会で躍動した名前が、やがて世界のトップシーンでも繰り返し聞かれるようになるかもしれません。
Reference(s):
Diving duo add second gold for China at 2025 World University Games
cgtn.com








