全米オープン女子車いすテニス Wang ZiyingとLi Xiaohuiが4強入り
全米オープンの女子車いすテニスで、中国のWang Ziying選手がコロンビアのAngelica Bernal選手を圧倒し、準決勝進出を決めました。次戦では日本の世界ランキング1位、Yui Kamiji選手との大一番が控えています。
Wang Ziying、49分で完勝
世界ランキング4位のWang選手は、第7シードのBernal選手を相手に、まさに精度と落ち着きが際立つ試合運びを見せました。
試合では19本のウィナーを放つ一方で、アンフォースト・エラー(自分からのミス)はわずか2本。スコアは6-0、6-2、試合時間は49分と、数字だけを見ても内容の一方的な展開がうかがえます。
強打に頼り過ぎることなく、コースを突いたショットと的確な判断でポイントを重ねたことで、国際舞台での存在感をあらためて示した形です。
世界1位のYui Kamijiに挑む
準決勝でWang選手が迎え撃つのは、日本の世界ランキング1位、Yui Kamiji選手です。ランキング上位同士、アジア勢による注目の対決となります。
攻撃的な展開力が光るWang選手と、総合力と経験に定評のある世界1位との対戦は、試合の入り方やサービスゲームの出来がカギになりそうです。Wang選手にとっては、ここまでの快進撃がどこまで通用するかを試される舞台になります。
Li Xiaohui、風との戦いも制して逆転
同じく女子車いすテニスの準々決勝では、中国勢同士の対戦となるLi Xiaohui選手対Zhu Zhenzhen選手の一戦も行われました。この試合では、選手同士の戦いに加え、風というもう一人の相手も存在しました。
会場では風が渦を巻くように吹き、トスを上げたボールの軌道が乱れる場面が続きました。その影響で、Zhu選手のサーブはボールが車いすに当たってしまい、2度にわたって中断を余儀なくされました。
第3シードのLi選手は、第1セットを3-6で落とす苦しい立ち上がりとなりましたが、第2セットでは粘り強く食らいつき、タイブレークの末に7-6で奪い返します。勢いに乗った最終セットは6-1と一気に突き放し、見事な逆転勝利を収めました。
経験と戦術眼を武器に、コンディションの難しさを受け入れながらゲームプランを調整できたことが、勝敗を分けたと言えそうです。
準決勝のカードと注目ポイント
これで女子車いすテニスの準決勝は、次のカードが出そろいました。
- Wang Ziying(中国・世界ランキング4位) 対 Yui Kamiji(日本・世界ランキング1位)
- Li Xiaohui(第3シード) 対 Aniek Van Koot(オランダ・第2シード)
ランキングやシードの数字だけを見ても、上位選手が順当に勝ち上がった印象です。そのうえで、準々決勝では風の影響など、数字では測れない要素も結果に影響したことがうかがえます。
Wang選手とLi選手の2人の中国勢がそろって4強入りしたことで、アジア勢全体の存在感も一段と増しています。全米オープンの女子車いすテニスは、技術だけでなく、環境への適応力やメンタルの強さが問われる舞台であることを、あらためて示した大会となっています。
決勝の舞台に立つのは誰になるのか。準決勝の一球一球が、車いすテニスの奥深さと、世界のトップレベルの競争の激しさを教えてくれそうです。
Reference(s):
cgtn.com








