テニス広州オープン 張帥が逆転で8強入り、王曦雨は惜敗
テニス広州オープン:張帥が逆転で8強入り
中国・広州で開催中の女子テニス「広州オープン」で、36歳の張帥が1セットダウンからの逆転勝利で準々決勝進出を決めました。経験とサーブを武器に、今季の中国シリーズで続く好調ぶりを示しています。
張帥、サーブを立て直してフルセット勝利
張帥は、ベロニカ・エルヤベツ(Veronika Erjavec)との準々決勝進出をかけた一戦で、3–6、6–3、6–2のフルセット勝ちを収めました。第1セットを3–6で落としたものの、プレーの質を徐々に高めていきました。
第2セットでは4度のブレークポイント(相手のサービスゲームを破る好機)を作り、そのうち3本を確実にものにして6–3。主導権を握り返し、試合を最終セットにもつれ込ませます。
勝負の第3セットでは、サーブの威力と精度が一段と上がりました。ファーストサーブからのポイント獲得率は80%を超え、エルヤベツに反撃の糸口をほとんど与えません。安定したキープと要所でのリターンからブレークを重ね、最終的に6–2で押し切りました。
今季の中国シリーズで続く安定感
今回で、張帥が広州オープンの準々決勝に進出するのは5度目となります。今季の中国シリーズでは、出場する各大会で少なくともシングルス2勝を挙げており、この日の逆転劇も「どの大会でもきっちり結果を残す」流れをそのまま引き継いだ形です。
張帥は次戦、アメリカのケイティ・ボルネッツ(Katie Volynets)と対戦する予定です。経験豊富なベテランと躍進中の若手という構図になり、スタイルの違いがどうぶつかるかが見どころです。
王曦雨は接戦の末に敗退、コッチャレットが8強へ
同じく女子シングルスでは、イタリアのエリザベッタ・コッチャレット(Elisabetta Cocciaretto)が、中国の王曦雨を6–3、2–6、6–3で下し、約2時間の接戦を制して準々決勝に駒を進めました。
第1セットはコッチャレットが先に流れをつかみ6–3で先取。しかし第2セットでは王曦雨が積極的な攻撃で主導権を握り返し、2–6で取り返します。最終セットはコッチャレットが3–1とリードした場面で脚の治療のためメディカルタイムアウトを要求。その後は5ゲームを連取して試合を締めくくり、準々決勝でアン・リー(Ann Li)と対戦することになりました。
広州オープンが映す女子テニスの現在地
広州オープンでは、ベテランと若手、新興勢力と実績ある選手が入り混じりながら、準々決勝の顔ぶれが形になりつつあります。アジア開催のツアー大会は、選手にとってシーズン終盤の重要な勝負どころであり、日本のファンにとっても時差の少ない時間帯で世界の女子テニスを楽しめる貴重な機会です。
今回の張帥のように、1セットを落としても崩れずに立て直せるかどうかは、トップレベルの女子テニスで勝ち抜くうえで大きな差になります。スコアの裏側にある「どこで流れを変えたのか」「どのポイントを取り切ったのか」に目を向けると、試合観戦が一段とおもしろくなります。
- 張帥がエルヤベツに逆転勝ちし、広州オープン5度目の準々決勝進出
- 今季の中国シリーズでは出場大会ごとに少なくとも2勝を継続
- コッチャレットは王曦雨との接戦を制し、アン・リーとの準々決勝へ
Reference(s):
cgtn.com








