最年少王者ローラ・ノルテ、ミラノ・コルティナ2026で連覇へ
4年前の北京大会で、女子2人乗りボブスレーの金メダルを獲得し「史上最年少の五輪王者」となったドイツのローラ・ノルテ選手。ミラノ・コルティナ2026を前に、王座防衛と“2つの金”を見据えた現在地を語りました。
北京での金メダルがくれた「年齢は限界ではない」という実感
ノルテ選手は、北京大会の優勝について「本当にクールな瞬間でした」と振り返ります。最年少王者という肩書きについても、競技における年齢観を広げる出来事だったと捉えているようです。
「若くても勝てるし、年齢を重ねても勝てる。年齢は両方向で“限界”ではないと示せたのがうれしい」との言葉からは、記録以上に“自分の可能性の証明”として勝利を刻んでいる様子が伝わってきます。
相棒デボラ・レヴィと歩んだ2018年からの積み重ね
女子2人乗りボブスレーは、前方のパイロット(操縦役)と後方のブレーキマン(押し出し・加速などを担う)によるコンビ競技です。ノルテ選手によれば、デボラ・レヴィ選手とは2018年からパートナーを組み、チームメートであり友人として多くを成し遂げてきました。
速さだけでなく、タイミング、信頼、同じイメージを共有できるかが結果を左右する世界。長い時間をかけて作られた関係性が、五輪の大舞台での安定感につながっていきます。
目標は「2つの金」——守るだけではなく、取りにいく
ノルテ選手は今回、コルティナで「2つの金メダルを狙う」と明言しました。五輪での連覇は、挑戦者として勝つよりも難しいと言われがちです。各国が“王者対策”を進めるなかで、本人が掲げる目標は防衛にとどまらず、さらに上積みを求める姿勢を示しています。
スピードの魅力と危険性——クラッシュ経験が語る競技のリアル
ボブスレーの見どころは、氷上を滑り抜ける圧倒的なスピードです。その一方で、危険と隣り合わせでもあります。ノルテ選手は、これまでに何度もクラッシュ(事故)を経験してきたことを明かしました。
それでも続けられる理由として語ったのが、競技がもたらす「集中」です。恐怖や不安を消すというより、いま目の前の動作や判断に意識を集める——トップ選手の言葉は、極限のスピード競技が要求する精神のあり方を静かに映し出します。
ミラノ・コルティナ2026で問われるのは、記録ではなく“更新の仕方”
北京で最年少王者になった事実は変わりません。しかし、ミラノ・コルティナ2026で問われるのは「過去の栄光をどう守るか」だけではなく、「自分の強さをどう更新するか」なのかもしれません。年齢を言い訳にしないという彼女の言葉は、五輪のメダル争いを超えて、競技と向き合う姿勢そのものを伝えています。
Reference(s):
Youngest bobsleigh Olympic champion Laura Nolte aims to repeat glory
cgtn.com








