五輪2026でスキーマウンテニアリング初実施、コルとファットンが初代金
現在開催中のミラノ・コルティナ冬季オリンピック(2026年)で、スキーマウンテニアリングが五輪競技として初めて実施され、男子はスペインのオリオル・カルドナ・コル、女子はスイスのマリアンヌ・ファットンが「初代王者」として金メダルを獲得しました。
スキーマウンテニアリングとは? 五輪では「スプリント」で初の金
スキーマウンテニアリングは、雪山をスキーで登下降し、区間ごとに装備を切り替えながらタイムを競う競技です。今回の五輪デビューでは、短い距離で急斜面の登り・下りと「トランジション(装備変更)」の精度が勝負を分けるスプリント種目が大きな注目を集めました。
男子:コルが2分34秒03で優勝、スペインに52年ぶりの冬季五輪金
男子スプリントは、世界王者のコルが2:34.03で勝利。スペインにとっては、1972年以来の冬季五輪金メダルとなりました。
- 金:オリオル・カルドナ・コル(スペイン) 2:34.03
- 銀:ニキータ・フィリッポフ(個人中立選手)
- 銅:ティボー・アンセルメ(フランス)
「個人中立選手」は、国・地域を代表する形ではなく、個人としての資格で参加する枠組みです。
女子:ファットンが最終トランジションで抜け出し、僅差を制す
女子スプリントは、ファットンが最終トランジションで決定的な加速を見せ、2:59.77でフィニッシュ。フランスのエミリー・アロップに2.38秒差をつけて金メダルを獲得しました。
- 金:マリアンヌ・ファットン(スイス) 2:59.77
- 銀:エミリー・アロップ(フランス)
- 銅:アナ・アロンソ・ロドリゲス(スペイン)
アジア勢の存在感:中国本土のブルエルが8位、記録的な到達点
この日はアジア勢にとっても節目になりました。中国本土のブルエルは男子スプリントで8位。ワールドカップ、世界選手権、そして五輪を通じて、アジア男子として最上位の成績になったとされています。
一方、中国本土の10代選手シダニユージェンは、五輪デビュー戦で女子準決勝進出を逃しました。初開催の五輪種目は、レース展開だけでなく「装備変更の一瞬」まで勝敗に直結し、経験値の差が結果に表れやすい舞台でもあります。
なぜ今、この競技が注目されるのか
スキーマウンテニアリングの五輪デビューは、冬季スポーツが「スピード」だけでなく、登下降の総合力や判断、装備運用の精密さまで含めて競う方向へ広がっていることを印象づけます。初代王者の誕生とともに、国・地域の裾野拡大(特にアジア勢の上位進出)が、今後の勢力図をどう変えるのかも静かな見どころになりそうです。
Reference(s):
Coll & Fatton power to golds as ski mountaineering debuts at Olympics
cgtn.com








