中国の一次エネルギー生産、2025年に過去最高 51.3億トン標準炭換算
中国本土の一次エネルギー生産が、2025年に初めて「標準炭換算で50億トン」を突破しました。国家能源局が火曜日に公表したもので、同時に、電力の世界では非化石エネルギー(再生可能エネルギーなど)の存在感が一段と増していることも示されました。
2025年の一次エネルギー生産、5.13億トンではなく「51.3億トン」規模
国家能源局によると、2025年の中国本土の一次エネルギー生産は標準炭換算で51.3億トン(=5.13 billion tonnes of standard coal equivalent)に達し、50億トンの大台を初めて超えたとしています。
「一次エネルギー」は、石炭・石油・天然ガス・水力など、発電や燃料に変換される前のエネルギー源を指します。また「標準炭換算」は、異なるエネルギー源を比較できるよう、基準となる石炭の熱量に換算した指標です。
“クリーン電源”が増え、火力発電は10年ぶりに減少
発表では、電源構成(エネルギーミックス)の変化も強調されました。非化石電源の発電が急速に伸びる一方、火力発電の発電量がこの10年で初めて前年割れになったといいます。
- 風力・太陽光・水力などの伸びが加速
- 火力発電量:約6.3兆kWh(前年より0.7%減)
増えた電力需要を“非化石”が上回って埋めた、という読み方
2025年は、非化石由来の新規発電(新たに増えた分)が、全国の電力消費増加分に対して112.1%に達し、直近5年間で新規電源の主役になったとされています。
数字の意味合いを平たく言うと、電力需要が伸びた分以上に非化石電源が積み上がり、火力の伸びに頼りきらない形で電力供給を増やした――という構図が読み取れます。
記録更新の背景にある「量」と「質」の同時進行
一次エネルギー生産の過去最高更新は「量(供給力)」の話ですが、同じ発表の中で見えるのは「質(電源の内訳)」の変化です。エネルギーの安定供給を確保しつつ、電力分野では非化石電源が主な増分を担う局面に入っていることが、2025年の特徴として浮かび上がります。
今後は、非化石電源の拡大を支える送電網や需給調整(電力の余り・不足をならす仕組み)が、どのように整えられていくのかも注目点になりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








