ギニア議会選で大統領派が過半数を確保、ドゥンブヤ氏の権力基盤がさらに強固に
ギニアの議会選挙において、ママディ・ドゥンブヤ大統領率いる与党連合が過半数を獲得したことが暫定結果で明らかになりました。この結果は、クーデターを経て実権を握ったドゥンブヤ氏にとって、政権運営の安定化と権力掌握をさらに進める重要な転換点となります。
選挙結果と得票状況
選挙管理委員会の発表によると、ドゥンブヤ大統領を支持する「近代性と発展のための世代(GMD)」連合およびその同盟勢力は、全147議席のうち少なくとも100議席を確保しました。
今回の選挙の投票率は以下の通りです:
- 議会選挙: 52.87%
- 地方選挙: 58.51%
なお、各政党には個別の結果に対して異議を申し立てるための8日間の期間が与えられており、その後、最終的な結果が確定する見通しです。
権力の移行と背景
ドゥンブヤ大統領は元軍司令官であり、2021年のクーデターによって政権を掌握しました。その後、昨年12月に行われた大統領選挙で7年の任期で選出されましたが、この選挙結果については対立候補側から異議が唱えられていました。
今回の議会選挙での勝利は、立法府における支持基盤を固めることで、大統領としての統治能力をより確固たるものにする狙いがあると考えられます。
野党の不在という側面
一方で、今回の選挙には主要な野党勢力が参加していませんでした。政府によって、アルファ・コンデ前大統領に近いグループや、セル・ダレイン・ディアロ氏、シディア・トゥーレ氏といった有力な野党指導者が率いる複数の団体が解散させられたためです。
競争相手が不在に近い状況での過半数獲得は、形式的な安定をもたらす一方で、民主的なプロセスや多様な視点の反映という点において、今後の政治運営にどのような影響を与えるのかという問いを投げかけています。
Reference(s):
Guinea president's coalition wins legislative majority, results show
cgtn.com