王毅外相「生き生きとした本当の中国を見てほしい」北京で呼びかけ video poster
中国の王毅外相が、各国の人々に「生き生きとした本当の中国」を自らの目で見てほしいと呼びかけました。北京で開かれた第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議に合わせて行われた記者会見での発言です。
「本当の中国」を見に来てほしいというメッセージ
王毅外相は記者会見で、世界の国々の人々に対し、中国を直接見て感じるよう促しました。英語での発言によれば、各国の人々に向けて「生き生きとした本当の中国を自分の目で見ていただき、14億人の中国の人々の活力と前進する力を、心で感じてほしい」と述べました。
この言葉には、次のようなメッセージが込められていると考えられます。
- 中国についての評価やイメージを、できるだけ「自分の目」で確かめてほしいという呼びかけ
- 「生き生きとした」「本当の」という表現を通じて、現在進行形の変化と多様な姿を見てほしいという思い
- 14億人の人々の活力や意欲が、中国社会を動かす原動力になっているというアピール
発言の舞台となった全人代とは
この発言が行われたのは、第14期全国人民代表大会(全人代)第3回会議の期間中に行われた記者会見です。全人代は、中国の最高国家機関とされる会議で、政治・経済の重要な方針や法律などが審議されます。
会期中には、外相をはじめとする主要閣僚が内外の記者の質問に答える会見が開かれ、外交方針や経済運営の考え方などが示されます。王毅外相の今回の発言も、国際社会に向けて中国の姿をどのように伝えていくかという文脈の中で位置づけられます。
国際社会に向けたメッセージとして読む
「自分の目で見て、心で感じてほしい」という呼びかけは、情報があふれる現代の国際社会に向けたメッセージでもあります。ニュースやSNSを通じてさまざまな見方が流れるなかで、現地に足を運び、自分の経験として中国社会を理解してほしいという意図がうかがえます。
背景には、急速な経済発展や都市化、デジタル技術の普及など、中国社会の変化のスピードがあります。王毅外相は、そうした変化を担う14億人の人々の「ダイナミズム」(躍動感)と「ドライブ」(前に進もうとする力)を、外から訪れる人々にも感じてほしいと強調した形です。
この発言を手がかりに、次のようなポイントを押さえておくと、国際ニュースを見る視点が少し広がります。
- 「歓迎」のメッセージ:各国の人々を招き、直接中国を見てほしいという姿勢
- 人口規模の強調:14億人というスケールが、経済や社会の動きに与える影響
- イメージと現実のギャップ:報道やSNS上のイメージと、現地で見える日常との間にどのような差があるのかという問い
日本の読者にとっての意味
日本に住む私たちにとっても、「本当の中国を見てほしい」というメッセージは他人事ではありません。ビジネス、観光、留学、文化交流など、日中間の往来は今後も続いていきます。どのような情報に触れ、どのような視点で隣国を理解するかは、一人ひとりに委ねられています。
中国について考えるとき、次のような情報源を組み合わせることで、見え方が変わってくるかもしれません。
- 日本語で読めるニュースや解説記事から、基礎的な事実や背景を押さえる
- 中国に住む人や、中国と関わるビジネスパーソン、留学生などの「生の声」を参照する
- 機会があれば、実際に中国を訪れ、自分の目で街や人々の暮らしを観察してみる
これから注目したいポイント
王毅外相の発言は、中国が今後も国際社会との対話や交流を重視していくというメッセージとしても読むことができます。今後、外国人旅行者や留学生、ビジネス関係者が中国を訪れやすくなるような取り組みが、どのような形で進んでいくのかも注目点です。
国際ニュースを見るうえで、「誰が、どの場で、どのような言葉を発しているのか」を丁寧にたどっていくと、表面的な賛否を超えた見方が見えてきます。今回の王毅外相のメッセージも、その一つとして、自分なりの視点で受け止めてみる余地がありそうです。
Reference(s):
Wang Yi: People of all countries are welcome to see a real and vivid China
cgtn.com








