中国ナイトエコノミー最前線:1600℃の火の花が咲くXinzhou Ancient Cityの夜 video poster
中国・山西省の歴史地区「Xinzhou Ancient City」では、1600℃まで熱した鉄を夜空に散らす「Da Tiehua」と呼ばれるショーと、眠らない夜市が、多くの人々を引きつけています。中国のナイトエコノミーと観光のいまを映す現場として注目されています。
1600℃の鉄が夜空に描く「火の花」
夏の夜ごとに行われるDa Tiehuaのパフォーマンスでは、溶かした鉄が夜空に勢いよく放たれ、無数の金色の火花となって闇を照らします。花火のようでありながら、本物の鉄を使うという点で、ほかにはない迫力があります。
見物客は古城の広場や城壁の周りに集まり、この「鉄の花火」が生み出す一瞬の光のアーチを見上げます。伝統的な技と現代の演出が重なり合い、古い街並みと夜空が一体になったような光景が広がります。
眠らない夜市と多彩な屋台グルメ
Da Tiehuaのステージ周辺には、にぎやかな夜市が広がっています。鉄板で焼き上げる料理の音や香りが漂い、揚げ物や麺料理、甘いスイーツなど、さまざまな屋台グルメが並びます。
通りでは、伝統芸能や民俗芸術のパフォーマンスも次々と繰り広げられます。観客はショーを待つあいだに食事を楽しみ、音楽や踊りに耳を傾け、SNS用の写真や動画を撮影しながら、それぞれの「夏の夜」を過ごしています。
- Da Tiehuaの迫力ある「鉄の花火」
- 深夜まで続く活気ある夜市
- 屋台料理と伝統芸能が一度に楽しめる空間
「ナイトエコノミー」としてのXinzhou Ancient City
Xinzhou Ancient Cityの夜のにぎわいは、中国の「ナイトエコノミー(夜間の経済活動)」の一例といえます。日中の観光だけでなく、涼しい時間帯に人々が集まり、飲食や買い物、観光体験を楽しめる場をつくることで、街の魅力と消費の時間帯を広げています。
観光客にとっては、一つのスポットで「歴史ある古城」「ダイナミックなショー」「ローカルフード」「夜市の雰囲気」をまとめて味わえるのが大きな魅力です。地元にとっても、夜の時間帯に人の流れが続くことで、商店や屋台にとって重要な収入源になります。
夜をどう生かすかという問い
夏のXinzhou Ancient Cityの風景は、「夜の時間をどう生かすか」という問いを投げかけています。暑さがやわらぐ夜に、伝統文化と現代的な演出を組み合わせ、人々が安全に楽しめる場をつくることは、観光や地域づくりの新しいヒントにもなります。
私たちの身近な街でも、歴史的な場所や広場、河川敷など、夜になると違った表情を見せる空間があります。中国・山西省のXinzhou Ancient Cityで広がるナイトエコノミーの試みは、そうした場所をどのように開き、どのように共有していくのかを考えるきっかけを与えてくれます。
Reference(s):
China's booming night economy: Crowds flock to sleepless ancient city
cgtn.com








