中国の長征8Aロケットがインターネット衛星12基打ち上げ video poster
中国の長征8A(ロングマーチ8A)ロケットが2025年10月16日、海南の商業宇宙船発射場からインターネット衛星12基を一度に打ち上げました。低軌道衛星ネットワークの拡大を象徴する動きです。
海南の商業発射場から長征8Aが打ち上げ
中国は10月16日午前9時33分(現地時間)、中国・海南にある商業宇宙船発射場から長征8Aロケットを打ち上げ、インターネット衛星のグループを宇宙へ送り出しました。
ロケットは打ち上げ後、低軌道(地球に比較的近い高度の軌道)を周回する12基の衛星を、予定されていた軌道に投入することに成功しました。
今回の打ち上げのポイント
- ロケット:長征8A(ロングマーチ8A)
- 打ち上げ日時:2025年10月16日 午前9時33分
- 打ち上げ場所:中国・海南の商業宇宙船発射場
- 投入された衛星:低軌道インターネット衛星12基
低軌道インターネット衛星とは?
今回打ち上げられたのは、低軌道インターネット衛星とされています。低軌道衛星は地球の比較的近くを周回するため、通信の遅延を抑えやすいという特徴があります。
近年、世界各地で低軌道に多数の衛星を展開し、地上の通信インフラが十分でない地域にもインターネット接続を届ける構想が広がっています。今回の打ち上げも、そうした動きの一環として位置づけられます。
中国の宇宙ビジネスと商業発射場
海南の商業宇宙船発射場からの打ち上げ成功は、中国本土における商業宇宙分野の存在感を示すものでもあります。商業発射場の活用は、官民を問わず多様な衛星プロジェクトを支える基盤になりつつあります。
インターネット衛星のような通信インフラ関連のミッションは、経済活動や日常生活に直結するため、宇宙開発の中でもとくに注目が集まりやすい分野です。
これから何に注目すべきか
今回の長征8Aによるインターネット衛星打ち上げは、今後の動きを見るうえで次のような点が焦点になりそうです。
- 低軌道インターネット衛星の追加打ち上げが続くのか
- 衛星インターネットサービスがどの地域を主な対象にしていくのか
- 商業発射場を活用した打ち上げ回数が今後どの程度増えていくのか
宇宙からインターネットを届ける構想は、通信だけでなく、防災や教育、産業のデジタル化にも影響を与えます。中国本土の動きは、日本を含むアジアの通信・宇宙ビジネスにも、じわじわと波及していく可能性があります。
日々のニュースの中では見逃しがちな宇宙開発とインターネットインフラの関係ですが、今後の国際ニュースやテクノロジーの動きを読み解くうえで、押さえておきたいテーマの一つと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








