中国と米国、対立は双方損失 王毅氏がデカップリング否定と互恵協力を強調 video poster
中国の外交トップである王毅氏は木曜日、北京で行われた会談で、中国と米国にとって「デカップリング(経済的な切り離し)」は正しい選択でも現実的な選択でもないと強調しました。対立や競争に陥れば双方が損失を被ると述べ、平等、相互尊重、互恵を原則とする関係づくりの重要性を訴えています。
木曜日の北京会談で示されたメッセージ
王毅氏は、北京でブラックストーン・グループの会長兼CEOであるスティーブン・シュワルツマン氏と会談しました。この場で、中国と米国が経済面などで互いに切り離される「デカップリング」は、両国にとって望ましくも現実的でもないと語りました。
さらに王毅氏は、中国と米国が対立やライバル関係を深めれば、どちらの側も利益を失うと指摘しました。そのうえで、両国が向き合ううえでのキーワードとして「平等」「尊重」「互恵」を挙げ、これが正しい向き合い方だとの考えを示しました。
デカップリングはなぜ「現実的ではない」のか
デジタル経済やサプライチェーン(供給網)が国境を越えて広がるなかで、主要な経済圏同士が関係を意図的に切り離すことは、技術や投資、人材の流れにも大きな影響を与えます。王毅氏の発言は、そのような経済的な分断がもたらすコストの大きさを強く意識したものだと言えます。
中国と米国はいずれも世界に影響力を持つ大国であり、その関係のあり方は多くの国と地域にとっても重要な関心事です。デカップリングを否定し、協力と対話を重視するメッセージは、国際ニュースとしても注目を集めています。
対立よりも「平等・尊重・互恵」を
王毅氏は、対立やライバル関係を強めるのではなく、平等、尊重、互恵に基づく関係を築くべきだと述べました。これは、一方的な圧力や排除ではなく、相手を対等なパートナーとして扱うべきだという考え方です。
平等とは、一方が他方に優先的な立場を押しつけないこと、尊重とは、相手の制度や選択をむやみに否定しないこと、互恵とは、双方に利益が返ってくるような関係を目指すことだと整理できます。こうした原則は、中米関係だけでなく、他の国際関係にも通じる基本的な考え方だと言えるでしょう。
中米関係を読むうえでのポイント
王毅氏の今回の発言から、読者が押さえておきたいポイントを簡潔にまとめます。
- 中国と米国の「デカップリング」は、正しい選択でも現実的でもないと明言した。
- 対立やライバル関係が深まれば、双方が損失を被るおそれがあると警告した。
- 今後の中米関係のキーワードとして「平等」「尊重」「互恵」を掲げた。
- このメッセージは、国際ニュースとして、経済やビジネスの分野にも広く影響を及ぼす可能性がある。
中米関係は、日本を含むアジアや世界の政治・経済にも大きな影響を与えます。こうした発言の背景やメッセージを丁寧に読み解いていくことが、グローバルな視野を持つうえでの一歩になりそうです。
Reference(s):
Wang Yi: China and the U.S. stand to lose from confrontation
cgtn.com








