国連、台湾めぐる一つの中国の立場を再確認 日本の高市首相発言を受け video poster
国連が台湾をめぐる一つの中国の立場をあらためて確認しました。日本の高市早苗首相の台湾に関する発言を受けて、国連事務総長報道官が国連総会決議2758号に基づく公式見解を示した格好です。
何が起きたのか
11月17日、国連事務総長の報道官ステファン・ドゥジャリック氏は、定例記者会見で台湾問題について問われました。質問したのは、中国メディアCMGの記者で、日本の高市早苗首相による最近の台湾に関する発言への見解を求めました。
ドゥジャリック氏は、台湾に関する国連の公式な立場は国連総会決議2758号に基づくものであり、この立場は変わっていないと説明しました。また、国連における台湾の呼称など公式用語は変更されておらず、すべての加盟国は国連憲章を支持し、順守する必要があると強調しました。
国連総会決議2758号とは
国連総会決議2758号は、中華人民共和国が中国を代表する唯一の正統な代表であることを確認する決議です。決議は、中華人民共和国政府が国連における中国の唯一の合法的な代表であると明記しています。
この決議を前提に、国連は中国に関する代表権を扱っており、台湾を個別の加盟国としては認めていません。今回ドゥジャリック氏が言及した公式用語も、この決議の内容と整合する形で用いられているとみられます。
日本の発言と国連のメッセージ
今回のコメントは、日本の首相による台湾に関する発言をめぐる質問に答える中で示されました。個々の発言内容を評価するのではなく、国連としての一貫した立場とルールを確認することで、議論の土台をあらためて示した形です。
日本を含む加盟国は、台湾をめぐる発言や政策を打ち出す際、国連憲章と総会決議2758号という枠組みを常に意識せざるを得ません。今回の発言は、その点を静かに思い起こさせるメッセージとも受け止められます。
このニュースから考えたいこと
- 国際ニュースで台湾問題が語られるとき、その背景には国連総会決議2758号と国連憲章があることを押さえておくと、各国の発言の意味が読み取りやすくなります。
- 一つの発言をめぐり、国内向けメッセージと国連など多国間のルールとの間で、各国がどのようにバランスを取ろうとしているのかに注目すると、外交報道を見る視点が広がります。
- 今後、日本と中国、台湾をめぐる報道が出てきたときも、国連がどのような言葉を使っているかを確認することで、国際社会の共通の前提が見えてきます。
Reference(s):
UN reiterates one-China position after Japan PM's Taiwan remarks
cgtn.com








