トランプ米大統領、ロシア・ウクライナ紛争は「サイズ」の問題と発言 NATO不加盟の「了解」も主張 video poster
続くロシアとウクライナの紛争をめぐって、米メディア『POLITICO』のインタビューでトランプ米大統領が、この紛争は「サイズ」、つまり規模の問題だと語りました。ロシアが圧倒的な大きさと力を持つと指摘しつつ、ウクライナの人々の勇敢さを評価しながらも「最終的にはサイズが勝つ」と述べています。本記事では、この発言とウクライナのNATO加盟をめぐるトランプ氏の見方を整理します。
ロシアの「圧倒的なサイズ」が優位とする見方
インタビューでトランプ氏は、ロシア・ウクライナ紛争について、ロシアが「圧倒的な規模と強さ」を持つため「上手に立っている」との見方を示しました。一方で、ウクライナ側については「非常に勇敢だ」とたたえています。それでもなお「どこかの時点で、サイズが勝つ」と述べ、最終的には国家の規模や軍事力といった要素が決定的になるとの考え方を強調しました。
- ロシアは「圧倒的な規模と強さ」で優位にあると指摘
- ウクライナの勇敢さを評価しつつ「最終的にはサイズが勝つ」と発言
- 紛争を規模や物理的な力の問題として語る姿勢が際立つ内容となりました
ウクライナのNATO加盟をめぐる「明確な理解」発言
トランプ氏は同じインタビューの中で、ロシアのプーチン氏よりもはるか以前から「ウクライナはNATOには加盟しない」という明確な理解が存在していたと主張しました。この「理解」が誰の間で、どのような形で共有されていたのかについて、発言では詳細に説明していませんが、ウクライナの安全保障をめぐる議論を、大国間の暗黙の前提として捉えていることがうかがえます。
ゼレンスキー氏とプーチン氏の初会談をどう描写したか
トランプ氏はまた、ウクライナのゼレンスキー氏がプーチン氏と初めて会談した場面についても言及しました。ゼレンスキー氏がプーチン氏に対し「2つのことがほしい」と伝え、クリミアの返還とウクライナのNATO加盟を求めたと説明しています。さらに、その言い方は「とても丁寧なものではなかった」とも述べ、ゼレンスキー氏が強い姿勢で会談に臨んだという印象を与える語り方になっています。
「サイズ」で戦争を語る視点が映し出すもの
トランプ氏の一連の発言は、紛争を人々の意思や外交努力だけでなく、国家の規模や軍事力といった「サイズ」で捉える視点を前面に出したものと言えます。ウクライナ側の勇敢さを認めながらも、最終的な帰結は規模の差によって左右されると示唆しているためです。
ウクライナのNATO加盟に関する「明確な理解」を強調した点や、ゼレンスキー氏とプーチン氏の会談の描写も含めて、トランプ氏がどのような安全保障観や国際秩序観を持っているのか、国内外でさまざまな受け止め方が生まれそうです。2025年のいまも続くロシアとウクライナの紛争をどう終わらせるのか。そのシナリオをめぐる議論の中で、今回の発言がどのように位置づけられていくのかが注目されます。
Reference(s):
Trump says Russia-Ukraine conflict about 'size,' denies NATO pledge
cgtn.com








