福建省泉州で馬の人形頭 彫刻師・黄清輝さんが午年を迎える video poster
中国本土・福建省泉州で、人形頭(パペットヘッド)の彫刻師、黄清輝さんが「来たる午年(うまどし)」に向けて、クスノキの木材から馬の姿の人形頭を彫り上げています。刃物を筆のように操り、木に表情と気配を宿していく工程は、季節の節目を静かに告げる手仕事として注目を集めています。
木から「生きもの」へ——刃物を筆にする技
黄清輝さんは、クスノキの木材に刃を入れ、馬のかたちをした人形頭を丁寧に造形します。木目の中から輪郭を立ち上げ、細部を整え、表情をつくる——その積み重ねによって、ただの木が「いまにも動き出しそうな存在感」へ近づいていきます。
今回の制作は、古くから受け継がれてきた工芸で、午年を迎える節目に敬意を表す取り組みだとされています。
「馬」というモチーフが呼び起こす、年の変わり目の空気
干支の動物は、暦の切り替わりを実感させる象徴でもあります。馬のかたちの人形頭が一つずつ彫り出されていく光景は、カレンダーの上の「年末年始」ではなく、手の届く距離で季節の変化を知らせる合図のようにも見えます。
古い技法が「いま」に触れる瞬間
伝統工芸は、保存されるだけではなく、誰かの手で次の季節へ渡されていきます。木材に刻まれる微細な線や面の変化は、鑑賞者にとっては一瞬でも、作り手にとっては長い集中の時間の結晶です。
午年を前にした泉州の工房では、こうした時間そのものが、古い工芸を「現在形」に保つ力になっているのかもしれません。
ひとことでまとめると
- 中国本土・福建省泉州で、彫刻師の黄清輝さんが馬の人形頭を制作
- クスノキを素材に、繊細な彫りと表情づくりで生命感を表現
- 来たる午年に向け、古くからの工芸で節目に敬意を示す
Reference(s):
cgtn.com








