春節前にCGTNが短編映像「The Year at a Gallop」公開、巨大宣紙に描く“馬” video poster
2026年の春節(旧正月)を前に、中国の国際放送CGTNが特別短編映像「The Year at a Gallop(駆ける一年)」を公開しました。干支の「馬」を、強さ・勇気・前進の象徴として描き直す内容で、オンラインで見やすい“短い文化コンテンツ”として注目を集めています。
何が公開された?――「馬」をめぐる短編アート
映像の中心にあるのは、馬というモチーフの普遍性です。CGTNは馬を「力強さ」「勇気」「進歩」の象徴として捉え、文化圏をまたいで共有されやすいイメージとして提示しています。
見どころ(ポイント)
- 馬を一筆一筆描き上げる制作過程を、短い映像でテンポよく見せる
- 書と伝統絵画の要素を組み合わせ、躍動感のある表現にまとめる
- 多言語での「horse(馬)」表記を並べ、国際的な挨拶の意図を打ち出す
11×3.3メートルの「宣紙」に描く――スケールが語るもの
映像では、縦横11×3.3メートルという巨大な宣紙(せんし:書画に使われる中国の伝統的な紙)に、壮大な馬が描かれていきます。仕上がりは、書の線の勢いと、水墨画のような余白の美しさが同居するスタイルで、制作の“手触り”が伝わる構成です。
短尺動画が主流のいま、あえて巨大な紙と大きな筆致を見せることで、スマホ画面でも「サイズ感」や「身体性」が印象に残りやすい作りになっています。
85言語の「馬」――同じ象徴を、異なる言葉で並べる試み
もう一つの特徴が、「馬」という単語を85言語で表示する演出です。言葉が違っても、馬というイメージは多くの地域で物語・歴史・スポーツなどと結びつき、共通の感情(速さ、力、挑戦)を呼び起こしやすい――そうした前提を、視覚的に示した形とも言えます。
同時に、放送局としてのCGTNが“世界の視聴者に向けた季節の挨拶”を、言語の多様性ごとまとめて届けようとしている点も読み取れます。
春節直前の「文化発信」が映す、いまの国際コミュニケーション
春節は、家族の時間や帰省、挨拶の交換など、生活のリズムと強く結びつく季節行事です。そこに合わせて出される短編映像は、ニュースというより「共有される年中行事の空気」をオンライン上に立ち上げる役割を担います。
受け取り方はさまざまです。純粋にアートとして楽しむ人もいれば、国際向け発信(いわゆるソフトな文化コミュニケーション)の一例として見る人もいるでしょう。いずれにせよ、言葉より先に“象徴”が届く設計は、国境を越える情報流通の現在地を静かに示しています。
Reference(s):
cgtn.com








