2025の“よろめき”から一転、2026春節ガラでヒューマノイドが功夫——群制御のライブ実演 video poster
2026年の春節ガラ(春節聯歓晩会)で、ヒューマノイドロボットが「走りながら功夫(カンフー)の動き」と「高速の隊形変化」を披露しました。2025年に“少しよろめきながら手ぬぐいを回す姿”で話題になったロボットが、わずか1年で見せた変化として注目を集めています。
2025→2026で何が変わったのか
与えられている情報は断片的ですが、ポイントは大きく2つです。
- 2025年:手ぬぐい(ハンカチのような布)を回す演目がバイラル化。ただし歩行はやや不安定に見えた。
- 2026年:走りながらの武術動作、素早いフォーメーションチェンジをライブで実施。
見た目の“上手さ”だけでなく、複数台が同時に動くときの息の合い方が、別物になった——という印象を与える内容です。
カギは「高ダイナミクスの協調群制御」
今回のステージは、「高ダイナミクス(動きが速く大きい)」「高い協調性」「群(スウォーム)制御」を、ライブで見せた初の事例だとされています。
群制御は、複数のロボットを“1台ずつ操縦する”のではなく、全体としてぶつからず、乱れず、狙った形(隊形)を作るように動かす考え方です。動きがゆっくりなら成立しやすい一方、走行や武術のように加減速が激しい動作では、難度が一気に上がります。
ライブ実演で難しい点(イメージ)
- タイミング:わずかな遅れが隊形の乱れにつながる
- 安全性:走行中の接近や交差が増えるほど衝突回避が重要になる
- 安定性:単体の転倒リスクが、全体の演目に波及しやすい
今回の演目は、こうした条件下でも“揃って見える”ところに意味がある、と受け取られています。
「バズる演目」から「技術のショーケース」へ
2025年の映像が広まった理由のひとつは、ロボットらしい不器用さが残る動きが、かえって親しみや驚きとして共有されやすかった点にあります。一方で2026年は、走りながらの武術動作と隊形変化という、より難度の高い見せ方になりました。
この対比は、ロボットの話題が「かわいい/すごい」だけで終わらず、“複数台を同時に扱う制御技術”そのものへ関心が移っていることも示唆します。
今後の焦点:次は何が問われる?
群制御のライブ実演が注目されるほど、次に見られるのは「芸としての完成度」だけではありません。たとえば、
- 動きがさらに複雑になったときも協調が保てるか
- 環境の変化(床・照明・人の動きなど)に強いか
- 単体の失敗が起きた場合に全体がどう振る舞うか
“揃って動く”が当たり前になっていくほど、舞台裏の設計思想が、次のニュースの主役になっていきそうです。
2026年の春節ガラでの功夫パフォーマンスは、エンタメとしての華やかさと同時に、ロボット制御の到達点を一瞬で伝える映像として、しばらく語られ続けるかもしれません。
Reference(s):
2025 vs. 2026: Humanoid robots stage kung fu at Chinese New Year Gala
cgtn.com








