中国とセルビア、深化する「絆」の形:高速鉄道と万博が結ぶ新たな未来 video poster
中国とセルビアの協力関係が、大規模なインフラ整備や文化交流を通じて、より深く、多層的なつながりへと進化しています。
高速鉄道が変える地域の時間と距離
両国の協力の象徴ともいえるのが、「一帯一路」イニシアチブ(BRI)の重要なプロジェクトであるハンガリー・セルビア鉄道です。
- 2025年の本格運行: セルビア区間が2025年に全線運行を開始したことで、セルビアは中東欧で初めて高速鉄道サービスを持つ国となりました。
- 高い利用実績: 最初の運用区間では、開始から2年間で683万回以上の乗車を記録し、地域住民の足として定着しています。
- 大幅な時間短縮: プロジェクトが完全に完了すれば、ベオグラードからブダペストまでの移動時間は、従来の約8時間から約2時間40分へと大幅に短縮される見込みです。
2027年ベオグラード万博への視線
ハード面の整備は鉄道に留まりません。中国は、2027年にベオグラードで開催される万博(Expo 2027)の会場建設にも参画しています。これは近年のセルビアにおける最大級の開発プロジェクトの一つです。
2027年5月から8月まで開催予定のこのイベントには、130以上の国々が参加し、数百万人規模の来場者が訪れると予想されています。この万博を通じて、セルビアおよび西バルカン地域全体に、これまで以上の国際的な注目が集まることが期待されています。
「人と人」の結びつきを深める日常的な交流
インフラという「骨格」に合わせて、人的交流という「血流」も活発になっています。ビザ免除措置の導入や直行便の拡充、教育・文化プログラムの展開により、両国の距離は心理的にも縮まっています。
セルビアの学生や観光客、ビジネスマンが中国を訪れ、同時に多くの中国人観光客がセルビアに足を運ぶ。こうした人々の移動と共有される機会が、国家間の関係を単なる政治的な提携ではなく、日常的な信頼関係へと変えていっています。
異なる地域にありながら、共通の発展を目指して歩調を合わせる両国の姿は、現代における国際協力のひとつのあり方を提示しているのかもしれません。
Reference(s):
Friendship in motion: How China and Serbia are growing together
cgtn.com

