香港の海に恋したスコットランド人科学者 Chinese white dolphinを守る video poster
スコットランド出身の海洋生物学者リンジー・ポーターさんは、初めて香港を訪れた瞬間にこの街に恋をしました。いまでは香港を終の棲家とし、地元の海に暮らす生き物、とくに多くの人に愛されるChinese white dolphinの保護に力を注いでいます。
この記事のポイント
- スコットランド人海洋生物学者が香港に移り住み、海洋保護に取り組んでいる
- 地元で人気の高いChinese white dolphinは、香港の海を象徴する存在となっている
- 国境を越えた研究者の活躍は、アジアの沿岸都市が自然とどう共生するかを考えるヒントになる
香港に一目惚れした海洋生物学者
ポーターさんが香港を初めて訪れたとき、その多層的な街並みと、すぐそばに広がる海との近さに強く心を動かされたといいます。高層ビルが立ち並ぶ大都市でありながら、少し沖に出れば多様な海の生き物が暮らしている――そのギャップが、彼女をこの街に引き寄せました。
その後、彼女は生活の拠点を香港に移し、研究者としてだけでなく、市民としてもこの街の海と関わるようになりました。2025年現在も、香港の海をよく知る専門家の一人として、日々フィールドに向き合っています。
Chinese white dolphinという「アイコン」
ポーターさんがとくに力を入れているのが、Chinese white dolphinの保護です。白く優雅な姿を持つこのイルカは、地元の人びとに親しまれてきた存在であり、香港の海を象徴する「アイコン」のような役割を担っています。
一方で、海上交通や沿岸開発など、人の活動が海に与える影響が指摘されるなか、Chinese white dolphinを含む海の生き物をどう守るかは、香港にとって大切な課題になっています。ポーターさんは、調査やモニタリングを通じて海の変化を記録し、データに基づいた保護のあり方を模索しています。
国際都市・香港から見える海洋保護のこれから
世界中から人材が集まる国際都市・香港で、スコットランド出身の研究者が地元の海を守る活動を続けているという事実は、海洋保護が国境を越えたテーマであることを改めて示しています。
2025年のいま、気候変動や生物多様性の損失が世界的な課題となるなかで、沿岸都市は「経済成長」と「海の豊かさ」をどう両立させるかという問いに直面しています。香港の海で活動するポーターさんの姿は、その問いに向き合う一つのロールモデルといえるでしょう。
私たちにできる小さなアクション
遠く離れた日本に暮らす私たちにとっても、香港の海をめぐる取り組みは無関係ではありません。海流は国境を越え、プラスチックごみや温暖化の影響もつながり合っています。
日常生活の中でできる行動として、例えば次のようなものが考えられます。
- 使い捨てプラスチック製品を減らし、再利用できるものを選ぶ
- 海や川でのレジャーの際に、ゴミを必ず持ち帰る
- 海洋保護に取り組む団体や研究の情報に目を向け、関心を持ち続ける
香港の海を守ろうとするポーターさんのような専門家の存在を知ることは、自分たちの暮らしと海とのつながりを考え直すきっかけにもなります。スマートフォン越しに世界のニュースを追う私たち一人ひとりの小さな選択が、遠くの海にも届いていきます。
Reference(s):
Hong Kong Pulse | A Scottish scientist fell in Love with Hong Kong
cgtn.com








