台風ラガサ、今週水曜に広東省へ上陸見込み 中国南部で豪雨と暴風のおそれ video poster
2025年の18番目の台風「ラガサ」が、今週水曜日に中国南部・広東省の中部から西部の沿岸部に上陸する見通しです。暴風雨に加え、洪水や土砂災害など二次災害のリスクが高まっており、中国南部の動きに関心を持つ日本語読者にとっても注目すべき国際ニュースです。
台風ラガサとは? 2025年の「18番目」の台風
台風ラガサは、2025年に発生した18番目の台風です。気象当局の予測によると、勢力は「強い」から「非常に強い」クラスで、中国南部の広東省沿岸に接近しており、2025年12月8日現在、今週水曜日にかけて上陸が見込まれています。
上陸の想定エリアは、広東省の中部から西部にかけての沿岸部です。経済規模の大きい沿岸都市や工業地域を多く抱えるエリアであることから、台風による影響は生活面だけでなく産業面にも及ぶ可能性があります。
どんな影響が予想されているのか
今回の台風ラガサについては、「強い〜非常に強い」勢力の暴風と、非常に激しい雨が同時に襲うシナリオが想定されています。特に懸念されているのは、次のような点です。
- 送電・電力設備への影響:強風で電線や送電塔が損傷すると、停電が広い範囲に及ぶおそれがあります。
- 交通への影響:道路の冠水や倒木により、バス・自家用車の移動が難しくなるほか、鉄道や航空便にも乱れが出る可能性があります。
- 産業活動への影響:工場地帯や港湾エリアでは、操業停止や物流の滞りが発生するリスクがあります。
豪雨が引き起こす「二次災害」にも警戒を
台風本体の雨風だけでなく、その後に続く「二次災害」も大きな懸念材料です。今回の予測では、次のような災害リスクが指摘されています。
- 洪水:短時間に強い雨が降り続くことで、河川の増水や氾濫が起きる可能性があります。
- 土砂崩れ・地滑り:山間部や斜面では、地盤が緩み、土砂崩れや地滑りの危険性が高まります。
- 土石流:大量の雨水が土砂や岩石を巻き込み、下流の集落や道路に流れ込むおそれがあります。
- 都市型の浸水(都市型水害):排水能力を超える雨が一気に降ると、下水道や排水路が追いつかず、道路や地下空間、アンダーパスなどが冠水しやすくなります。
こうした二次災害は、台風の通過後にも発生することがあるため、「風が弱まったから安心」というわけではありません。警戒は数日単位で続ける必要があります。
住民・企業が意識したい備えのポイント
広東省やその周辺地域では、住民や企業が次のような点を意識して備えることが重要になります。
- 最新の気象情報や避難情報をこまめに確認する
- 窓ガラスや看板、ベランダの物など、風で飛びやすいものを事前に固定・片付ける
- 低地や河川付近、急傾斜地に住む場合は、早めの避難行動を検討する
- 企業は、在宅勤務への切り替えやシフト調整など、従業員の安全を優先した対応を検討する
- 停電や断水に備え、飲料水・非常食・懐中電灯などの防災用品を確認する
今回の台風ラガサは、中国南部のインフラや産業にも影響を与えうる規模とされており、アジア経済や物流の動きを追ううえでも注視すべき動きです。今後も、広東省を中心とする中国南部の状況や被害情報、復旧の進捗が重要なニュースとなっていくとみられます。
なぜ日本語で追うべき国際ニュースなのか
中国南部は、アジアの製造・物流の拠点として、日本企業ともつながりの深い地域です。台風による影響は、現地の生活だけでなく、サプライチェーンや貿易にも波及する可能性があります。
台風ラガサの動きとその影響を、日本語で丁寧に追うことは、海外ビジネスに関わる読者はもちろん、アジアの気候リスクや防災を考えたい読者にとっても、今後の視点をアップデートする手がかりになるはずです。
Reference(s):
Live: Typhoon Ragasa to bring severe rainfall in south China
cgtn.com








