2026年1月下旬、中国本土の河南省にある雲台山(うんだいさん)で、降雪後に空が晴れたことで現れた冬景色が注目を集めています。凍りついた滝と静かな谷の対比が、まるで“雪化粧の別世界”を歩くようだと言われています。
雪のあとに現れた「凍った滝」と静かな谷
雲台山では、雪のあとの澄んだ空の下で景色が一気に開け、滝が凍って白いクリームのように崖を覆うような光景が見られました。岩肌に沿って固まった水の流れは、落下の瞬間をそのまま閉じ込めたようにも映ります。
一方で谷あいには、澄んだ泉がやさしく流れるとされ、雪と氷の静けさの中に「水音」だけが残る構図が印象的です。歩くたびに景色が変わり、結晶のように透明感のある“フェアリーランド”を巡る感覚だ、という表現も紹介されています。
茱萸峰に重なる、王維の一句
雲台山の茱萸峰(しゅゆほう)では、唐代(618-907)の詩人・王維が詠んだとされる一句、「毎逢佳節倍思親(佳節のたびに、恋しさは倍になる)」が引かれています。
雪をまとった山の姿は、単なる景観としての美しさだけでなく、季節の節目や家族の再会といった感情とも結びつきやすいものです。冷えた空気の中で広がる白い稜線や凍瀑(とうばく)の造形が、この短い言葉の余韻をいっそう強くするのかもしれません。
いま、この冬景色が人を惹きつける理由
今回の雲台山のシーンは、降雪後の「晴れ間」によって、氷・雪・水という要素が同時に立ち上がった点に特徴があります。言い換えると、冬の風景が一枚の写真ではなく、時間の変化として体験されるタイプの景色です。
- 凍った滝:水の動きが“形”として残る
- 雪化粧の崖:輪郭が強調され、陰影が深くなる
- 澄んだ泉の流れ:静寂の中で音と気配をつくる
冬の自然は厳しさも伴いますが、その分、短い条件がそろったときだけ現れる景色が、記憶に残りやすい——雲台山の今回の風景は、そんな冬の魅力を端的に伝える例として語られています。
※本記事は、提示された断片情報に基づき、情景と文脈を整理してまとめたものです。
Reference(s):
Live: Step into the snowy glazed fairyland of Yuntai Mountain in Henan
cgtn.com








