パキスタン仲介で動く米イラン協議、紅海の緊張は続く video poster
米国とイランの対話再開に向けた動きに、パキスタンが重要な仲介役として浮上しています。両国の緊張が紅海の海上交通に影響を及ぼす可能性が指摘されるなか、第三国の外交努力に注目が集まっています。
パキスタンが橋渡し、米側に楽観論
今月17日、ドナルド・トランプ米大統領政権はイランとの合意の見通しについて楽観的な見解を示しました。ホワイトハウスによれば、パキスタンが第2ラウンドの協議をホストする可能性が高いとの見方を明らかにしています。これは、イランのアッバース・アラグチ外相とパキスタンのアシム・ムニール陸軍参謀総長との会談を受けた動きです。会談でアラグチ外相は、和平促進へのイランのコミットメントを改めて表明しました。
紅海での緊張、イランが警告
しかし、緊張の火種はくすぶり続けています。イラン軍は、米国が同国の港を封鎖し続ける場合、紅海における航行を制限すると警告しました。米中央軍はこの封鎖作戦によりイランの海上貿易が「完全に遮断された」と主張していますが、イランメディアによれば、17日時点でも4隻の船舶がイランとの間を行き来していたと報じられています。
イランの主張:米国がまず約束を履行すべき
交渉を巡る溝も深いようです。イランはこれまで、米国からの2週間の停戦延長要請に同意していません。イラン側関係者は、ワシントンが延長を求める前に現在の停戦合意下での約束をまず履行すべきであり、交渉における過剰な要求を止めるべきだと主張しています。主な論点は以下の通りです。
- イラン:米国が現行合意の履行を優先すべき。
- 米国:停戦期間を延長し、より広範な合意に向けた協議を継続したい。
- 膠着点:イランが「過剰な要求」と表現する米側の提案内容。
パキスタン経由のメッセージ交換と先行き不透明な情勢
海上でのにらみ合いがエスカレートするなか、イランと米国はパキスタンを経由してメッセージを交換しており、双方が次の対話の実現を働きかけている状況です。地域大国であるパキスタンの外交的関与が、膠着状態を打開する一つのきっかけとなるかどうか。紅海という国際的な海上交通の要衝を巻き込んだこの緊張は、エネルギー供給やグローバルサプライチェーンにも影響を与えかねないだけに、その行方は国際的に注目されています。
Reference(s):
Live: Amid rising tensions, Pakistan mediates to revive US-Iran talks
cgtn.com








