アフガニスタン東部で地震 死者622人・負傷者1,555人に拡大
アフガニスタン東部で発生した地震の死者が少なくとも622人、負傷者が1,555人に達していると、内務省が月曜日に明らかにしました。被害はクナル州とナンガルハル州の2州に集中しており、現地では大規模な救助・支援活動が続いています。
死者622人・負傷者1,555人 東部2州を襲った地震
アフガニスタン内務省が月曜日に発表した声明によりますと、東部のクナル州とナンガルハル州で起きた地震により、これまでに少なくとも622人が死亡し、1,555人が負傷しました。
被害はとくにクナル州に集中しており、住宅の倒壊などにより犠牲者が急増しているとみられます。ナンガルハル州でも死傷者や家屋の損壊が報告されており、被災地は広い範囲にわたっています。
クナル州:死者610人、負傷者1,300人
内務省によると、クナル州では死者が610人、負傷者が1,300人に上っています。多数の家屋が破壊され、「数多くの住宅が倒壊した」と伝えられています。
住宅被害が大きいことから、多くの人びとが避難を余儀なくされているとみられ、今後も犠牲者数が増えるおそれがあります。
ナンガルハル州:死者12人、負傷者255人
隣接するナンガルハル州でも、地震により12人が死亡し、255人が負傷しました。こちらでも「数十棟の住宅が損壊した」とされており、住まいを失った人びとへの支援が急務となっています。
治安・医療・食料が一体となった緊急支援
内務省の報道官アブドゥル・マティーン・カニ氏は、治安部隊や医療チーム、輸送、食料・支援チームなどが総動員され、「包括的かつ即時の支援」の提供に向けて活動を強化していると説明しました。
現地では、次のような分野で支援が進められているとされています。
- 治安チーム:被災地周辺の安全確保と避難誘導
- 医療チーム:負傷者の応急処置と重傷者の治療
- 輸送チーム:被災地と医療機関・避難場所との移送
- 食料・支援チーム:食料や水、生活必需品の配布
負傷者を空路で地域病院へ搬送
地元メディアのTOLOnewsによりますと、国防省、内務省、公衆衛生省の救助チームが現地に入り、負傷者を空路でナンガルハル地域病院へ搬送しています。道路事情が悪い地域では、ヘリコプターなどによる空路搬送が、重傷者の命を救う重要な手段となります。
地震被害が突きつける人道課題
多くの死傷者と住宅の倒壊が報告される今回の地震は、自然災害が一瞬で人びとの生活基盤を奪う厳しさをあらためて浮き彫りにしました。一般に、大規模な地震災害では次のような課題が重なります。
- 住まいを失った人びとの避難場所の確保
- 医療体制の逼迫と、重傷者への迅速な治療
- 水・食料・衛生用品の安定的な供給
- 子どもや高齢者など、弱い立場にある人びとの保護
今回のアフガニスタン東部の地震でも、こうした人道的なニーズが長期化するおそれがあり、被災地では今後も継続的な支援が求められると考えられます。
2025年の今、私たちが考えたいこと
2025年の現在も、世界各地で自然災害による被害が相次ぎ、人道的な支援のあり方が問い直されています。アフガニスタン東部での地震は、災害が国境を越えて私たち一人ひとりの関心と行動を求めていることを示しています。
日本に暮らす私たちにとっても、地震多発国としての経験を踏まえ、
- 自分自身や家族の防災対策を見直すこと
- 国際ニュースを通じて被災地の状況を継続的に追うこと
- 人道支援や復興支援にどのような形で関われるかを考えること
といった視点が求められます。アフガニスタン東部で続く救助と支援の動きは、災害と共に生きる時代における私たちの課題を静かに映し出しています。
Reference(s):
At least 622 killed, 1,555 injured in eastern Afghanistan earthquake
cgtn.com








