米軍がシリアでIS拠点を大規模攻撃 パルミラで米兵ら3人死亡受け報復作戦
2025年12月20日現在、米軍はシリアで過激派組織「イスラム国(IS)」に対する大規模作戦を開始しました。12月13日にパルミラで起き、米国人3人(兵士2人と民間人1人)が死亡した攻撃への直接的な対応だとしています。
何が起きたのか:12月13日の攻撃と「報復」
米国側の説明によると、12月13日、シリア中部パルミラでISに所属する「単独の銃撃犯」が米部隊を攻撃し、米国人3人が死亡、米軍関係者3人が負傷しました。パルミラはユネスコに登録された古代遺跡で知られ、かつてジハード主義者に支配された時期がある場所です。
米国防長官が作戦名を公表:「OPERATION HAWKEYE STRIKE」
米国防長官ピート・ヘグセス氏はX(旧ツイッター)への投稿で、米軍がシリアで「OPERATION HAWKEYE STRIKE」を開始したと発表しました。目的は、IS戦闘員やインフラ、武器関連施設を排除することだとしています。
同氏は今回の行動を、12月13日の攻撃に対する「直接の対応」だと位置づけ、強い言葉で決意を示しました。
トランプ大統領「非常に深刻な報復」
ドナルド・トランプ大統領も、自身のSNSへの投稿で、米軍が「殺人的なテロリスト」に対して「非常に深刻な報復」を加えていると述べました。米国人を攻撃した者は「かつてないほど強く打たれる」とも表現しています。
どこが標的に:ホムス砂漠、デリゾール、ラッカ周辺
米中央軍(CENTCOM)は、シリアにあるISの「インフラと武器拠点」に対して大規模打撃を開始したと発表しました。中東の当局者筋とされる情報では、空爆はホムス砂漠のIS拠点に加え、デリゾールとラッカの農村部も標的になったとされています。
シリア外務省「ISに安全地帯を与えない」
シリア外務省は今回の米軍の攻撃に直接のコメントは避けつつ、Xへの投稿で、シリアとしてISと戦い続け、「シリア領内に安全地帯(セーフヘイブン)を確保させない」ことにコミットしていると表明しました。
いま注目されるポイント:軍事作戦の範囲と波紋
今回の動きは、米軍側が「12月13日の攻撃」への明確な報復として作戦を定義している点が特徴です。一方で、標的が複数地域に及ぶことから、今後の焦点は次の点になりそうです。
- 作戦が短期の打撃にとどまるのか、継続的な掃討に拡大するのか
- IS側の反応や、追加の攻撃リスクが高まるのか
- シリア国内での治安対策や各当事者の連携がどう進むのか
現地の安全状況が流動的ななか、各発表の積み重ねが、作戦の実像を少しずつ浮かび上がらせる局面に入っています。
Reference(s):
U.S. strikes ISIS group in Syria after deadly attack on troops
cgtn.com








