トルコ南東部ディヤルバクルで「レイジハウス」開業、怒りを“壊して”手放す試み video poster
トルコ(Türkiye)南東部ディヤルバクル県で、物を壊してストレスや怒りを発散する施設「レイジハウス(Rage House)」が最近オープンし、地元住民の関心を集めています。オーナーは「街の暴力を少しでも減らしたい」と話しており、“怒りの行き先”をめぐる静かな議論も呼びそうです。
「レイジハウス」とは何か——“比較的無害”な形で怒りを出す場所
今回話題になっている「レイジハウス」は、来訪者が物を思い切り壊すことで、たまった怒りを発散することを狙った施設です。オーナーによれば、自由に物を壊す行為が、怒りの解放につながると考えています。
オーナーのハムザ・ドゥルマズ氏「自分自身も怒りの問題があった」
施設のオーナー、ハムザ・ドゥルマズ(Hamza Durmaz)氏は、オープンから2週間足らずだとしつつ、開業の背景に自身の経験があると語っています。以前は自分にも怒りの問題があり、物を壊して発散することで、怒りを「比較的無害な形」で手放せたという実感が、立ち上げの動機になったということです。
なぜディヤルバクルで?「この街は怒りのレベルが極端」
ドゥルマズ氏は、ディヤルバクルについて「怒りの問題がある街だ。実際、怒りに関しては極端なレベルにある」と述べています。そのうえで、「たとえ少しでも(暴力を)防げるなら」と、施設が暴力抑止の一助になる可能性に期待をにじませました。
着想は米国の類似施設から——動画を見て「なぜディヤルバクルではダメなのか」
アイデアは米国にある同種の施設から得たといいます。ドゥルマズ氏は「アメリカではこうしたものが一般的だ」とした上で、関連動画を見たことをきっかけに「なぜディヤルバクルではできないのか」と考えた、と話しています。
“壊すことで落ち着く”は社会にどう受け止められるか
このニュースが示すのは、怒りを「我慢するか、爆発させるか」の二択ではなく、別の出口を用意しようとする発想です。一方で、怒りの背景には生活のストレスや対人関係、地域の空気など複数の要因が絡むこともあります。ディヤルバクルで始まったこの試みが、単発の話題で終わるのか、街の空気にどんな変化をもたらすのか——今後の反応が注目されます。
Reference(s):
Türkiye's 'Rage House' encourages visitors to smash things up
cgtn.com








