米下院で「エプスタイン・ファイル」伏せ字6人の名前が明らかに video poster
米国の議会で2026年2月10日、「エプスタイン・ファイル」と呼ばれる資料のうち、これまで伏せ字だった6人の名前が読み上げられました。誰の名前が、なぜ伏せられていたのか——捜査の透明性をめぐる議論が再燃しています。
何が起きた?下院本会議で6人の名前を公開
米民主党のロー・カンナ下院議員は2月10日(火)、下院本会議の場で、これまで編集(黒塗り)されていた6人の名前が伏せ字解除された形で確認できたと述べました。カンナ議員は、共和党のトーマス・マッシー下院議員とともに、2月9日(月)に「編集前のファイル」を閲覧できたとしています。
明らかにされた「伏せ字の6人」
カンナ議員が言及した、当初FBIによって伏せ字だったとされる名前は次の6人です。
- 米国の実業家:Leslie Wexner(レスリー・ウェクスナー)
- アラブ首長国連邦の実業家:Sultan Ahmed bin Sulayem(スルタン・アハメド・ビン・スライエム)
- Salvatore Nuara(サルヴァトーレ・ヌアラ)
- Zurab Mikeladze(ズラブ・ミケラゼ)
- Leonic Leonov(レオニック・レオノフ)
- Nicola Caputo(ニコラ・カプート)
カンナ議員の問題提起:「名前がある=有罪」ではない
カンナ議員は、こうした名前がなぜ当初伏せられていたのかを問い、「魔女狩りではない」と強調しました。そのうえで、「ファイルに名前があるからといって有罪という意味ではない。しかし、未成年の少女たちを強姦する非常に力のある人々がいる。エプスタインとマクスウェルだけではない」と述べ、捜査当局が関係者に質問できるようにし、答えを得る必要があるとの考えを示しました。
今回の焦点は「公開」よりも「捜査の説明責任」
今回の動きが投げかけているのは、単なる名簿的な公開の是非だけではありません。ポイントは次の2つです。
- 編集(黒塗り)の基準:誰の名前を、どの理由で伏せたのか
- 捜査の進め方:名前が挙がった人物に対し、どの範囲まで質問・確認を行うのか
カンナ議員の発言は、「疑惑の断定」を避けつつも、捜査資料の扱いと説明責任をめぐる論点を前面に押し出した形です。
このニュースをどう見ればいい?
性犯罪に関する捜査資料は、被害者保護や捜査手法の秘匿といった理由で編集されることがあります。一方で、編集が広範囲になるほど「誰が、何を理由に、どこまで隠したのか」という不信も生まれやすくなります。
今回の下院での発言は、名前の列挙そのもの以上に、「捜査当局がどのように線引きをし、社会にどう説明するのか」という、制度面の問いを強めた出来事だと言えそうです。
Reference(s):
cgtn.com








