ハンガリー政権交代 16年のオルバーン時代に終止符 欧州は転換点と評価
ハンガリーで行われた国会議員選挙で、マジャル・ペーテル氏率いる野党「ティサ」が、オルバーン・ヴィクトル首相が率いる与党連合を破り、過半数を獲得しました。これにより、16年にわたるオルバーン政権の時代が終わりを告げる見通しです。欧州連合(EU)はこの結果を「重要な転換点」として歓迎しています。
ティサ党が圧勝、3分の2超えの議席獲得へ
国選挙管理委員会(NEO)が発表した暫定結果によると、日曜日に行われた選挙の開票率98.13%の段階で、ティサ党は53.62%の得票率を得ました。199議席中138議席を獲得する見込みで、憲法改正などに必要な3分の2の基準を超える勢いです。これに対し、オルバーン首相の与党連合「フィデシュ=KDNP」は37.79%の得票で、55議席の見込みとなりました。
「すべての窓から見える勝利」マジャル新リーダーが意気込み
45歳のマジャル・ペーテル氏は、ブダペストでの支持者集会で「決定的な勝利」を宣言し、「これはすべてのハンガリー人の窓から見える勝利だ」と語りました。また、ハンガリーは再びEUとNATO(北大西洋条約機構)における「強い同盟国」になることを表明し、外交路線の転換を示唆しました。
オルバーン首相、敗北を認める
16年間政権を担ってきた62歳のオルバーン首相は、「結果は未確定だが、明確で理解できる。我々にとっては痛みを伴うが、曖昧さはない」と述べ、敗北を認めました。「我々には政権を担う責任と機会が委ねられなかった。勝者を祝福する」と語り、選挙結果を受け入れました。
中道右派政権の誕生で欧州政治に新たな風
中道右派とされるティサ党の勝利は、オルバーン氏が2010年以来続けてきた「強権的」とも評される長期政権に終止符を打つものです。彼は1998年から2002年にも首相を務めており、ハンガリー政治における絶対的な存在でした。今回の政権交代は、EU内で独自路線を歩んできたハンガリーの方向性が大きく変わる可能性を示しており、欧州全体の政治地図にも影響を与える転換点として注目されています。
Reference(s):
Orban ousted, ending 16-year tenure as EU hails turning point
cgtn.com








