ホルムズ海峡近くで商船2隻が砲撃、乗組員は全員無事
重要な国際海上交通路であるホルムズ海峡周辺で、今週、商用船2隻が別々に砲撃を受ける事件が発生しました。英国海上貿易活動(UKMTO)が発表した情報によると、乗組員は全員無事で、船舶への大きな損傷も報告されていません。この出来事は、世界のエネルギー供給と海上輸送のセキュリティにとって重要なこの海域の緊張が続いていることを示唆しています。
2件の別個の事件
UKMTOが発表した報告によると、最初の事件は、イランから西へ約8海里(約15キロメートル)の地点で発生しました。ペルシャ湾から出港した貨物船の船長から、船舶が砲撃を受け、航行不能に陥ったとの報告があったとのことです。
2件目の事件は、オマーン沖で発生しました。コンテナ船が、イランのイスラム革命防衛隊に関連するとみられる高速艇から砲撃を受け、船橋が損傷したと報告されています。UKMTOによれば、高速艇は事前の無線での警告などなく接近し、発砲したとされます。
乗組員の安全と船舶の状況
- 人的被害はなし: どちらの事件でも、乗組員全員が安全で所在が確認されており、負傷者は報告されていません。
- 船舶の損傷: 貨物船については明確な損傷報告はありませんが、コンテナ船は船橋部分に損傷を受けています。
- 環境への影響: 現在のところ、火災や環境汚染の報告はないとされています。
緊張の続く海域
ホルムズ海峡は、世界の石油輸送の約5分の1が通過する、戦略的に極めて重要な海域です。国際海事機関(IMO)は、この地域の状況が不安定なままであると警告し、航行する船舶に対し、最大限の注意を払うよう呼びかけています。
このような事件は、世界的なサプライチェーンやエネルギー価格に対する潜在的なリスクとして、国際的な関心事となっています。地域の安定を確保するためには、国際的な協力と、緊張緩和に向けた対話の継続が重要であると専門家は指摘しています。
Reference(s):
2 ships fired upon near Strait of Hormuz, all crew safe, UKMTO says
cgtn.com




