韓国元大統領・尹錫悅氏、控訴審で刑期7年に増加
控訴審判決、刑期が5年から7年に
2026年4月29日、韓国のソウル高等裁判所は、元大統領の尹錫悅(ユン・ソクヨル)氏に対する控訴審で、一審の懲役5年を覆し、刑期を7年に増加させる判決を言い渡しました。罪名は逮捕令状執行妨害などです。この判決は、韓国における政治と司法の関係に静かな注目を集めています。
事件の背景と経緯
尹氏は、2024年に発生した反乱事件など複数の罪状で起訴され、2025年1月には現職大統領として韓国で初めて逮捕・起訴されました。今回の控訴審では、独立検察官チームが10年の刑を求刑していましたが、裁判所は7年の判決を下しました。
裁判所の判断と理由
裁判所は、尹氏が大統領警護サービスを悪用して、高級公職者汚職捜査処(CIO)の逮捕令状執行を妨害した行為を、権力乱用と特別公務執行妨害と認定しました。また、2024年12月に尹氏が宣言した短命な非常戒厳令(数時間後に国会で撤回)も、事件の文脈として言及されています。
具体的には、裁判所は次の点を指摘しました。
- 最初の逮捕令状執行を妨害した行為は、権力乱用と公務執行妨害にあたる。
- 2度目の逮捕試行への妨害も同様に権力乱用と認められた。
- 大統領官邸への捜索令状は適法に執行されたと判断。
これらの判断により、一審より重い刑期が課されることになりました。
過去の事件と現在の位置付け
尹氏は2025年1月、反乱の首謀者として拘留起訴され、韓国の政治史に残る事件となりました。今回の控訴審判決は、その後の司法プロセスの一環として、2026年現在の状況を反映しています。事件は、権力の監視と法の支配についての議論を想起させるものとなっています。
Reference(s):
Sentence for ROK's ex-president Yoon increased to 7 years on appeal
cgtn.com



