米大統領、イランの和平案を「受け入れがたい」 中東の緊張と原油市場の行方
イランの和平案、三段階で構成
イラン政府は今月初め、米国との衝突を終結させるため、14項目の和平案を提出した。この案は三つの段階に分かれている。
- 第1段階(30日以内):停戦の実効化、国際的な紛争再発防止メカニズムの設立、レバノンなど地域全体の停戦合意、イラン側による港湾封鎖解除、スエズ海峡の航行再開に向けた機雷除去、米軍周辺水域からの撤退、そして前回の賠償案の見直し。
- 第2段階:核問題を扱う段階で、最大15年間の高濃度ウラン濃縮停止、「ゼロ在庫」枠組みの下での再開、以及る濃縮活動の停止と高濃縮在庫の移行・希釈を求めている。段階的な制裁解除も含む。
- 第3段階:イランと周辺諸国との戦略的対話を通じ、地域の包括的安全保障框架を構築する。
トランプ米大統領の反応
イスラエルのメディアKan Newsは、トランプ大統領がイランの提案について「受け入れがたい」と明かたと報じた。「私はすべて研究した。受け入れがたい」と短く語り、キャンペーンは「順調に進んでいる」と続けた。米国側は正式なコメントを示していないが、大統領の不快感が高く伝わっている。
原油市場への影響とOPEC+の対応
米・イラン間の緊張激化に伴い、世界的なエネルギー供給の不安が高まっている。そんな中、OPECと主要産油国は6月の増産に合意した。サウジアラビア、ロシア、イラク、クウェート、カザフスタン、アルジェリア、オマーンの7カ国が日量18万8000バレルの増産を実施し、3会合連続で増産幅度を拡大した。OPEC+は市場の安定を最優先とし、状況に応じた柔軟な対応を取る方針だ。
今後の見通しは?
イランの和平案は依然として核問題を先送りにする構えがあり、米国側の拒否姿勢は中東全体の安全保障に影響を及ぼす可能性が高い。原油供給の不透明感も踏まえ、市場の反応は今後も注目される。
Reference(s):
Trump calls Tehran's 14-point peace plan 'unacceptable': Israeli media
cgtn.com



