スーダンがエチオピア大使を召還、空港へのドローン攻撃で緊張激化
スーダンとエチオピアの外交関係が急激に悪化しています。首都の主要インフラである国際空港などがドローン攻撃を受けたことを受け、スーダン政府はエチオピア大使を召還するという強い措置に踏み切りました。
首都ハルツームで発生したドローン攻撃
現地時間月曜日、スーダンの首都ハルツームにある国際空港および軍事施設がドローンによる攻撃を受けました。各地で爆発音が響き、煙が上がる様子が確認されています。
攻撃の対象となったのは以下の地点です:
- ハルツーム国際空港および市内の軍事拠点
- 首都北部のバハリにある通信部隊付近
- オムドゥルマン北部のアル・マルキヤットキャンプ
スーダン文化情報省の報道室によると、幸いにも今回の攻撃による死傷者や大きな被害は報告されていないとのことです。
「開かれた対立」も辞さない強硬姿勢
この事態を受け、スーダンのモヒ・エルディン・サレム外相は、エチオピア大使を協議のために召還すると発表しました。サレム外相は声明の中で、今回のドローンがエチオピアのバヒルダール空港から打ち上げられたと主張しています。
また、同外相は以下のような強い言葉で警告を発しました。
- エチオピアとの「開かれた対立(open confrontation)」に入る準備があること
- 今回の「侵略」に対し、適切と判断する方法で対応する法的権利があること
- 他国への攻撃を望まないが、攻撃を受けた場合には必ず応戦すること
軍によるさらなる対抗措置の示唆
外交ルートだけでなく、軍側からも厳しい声明が出ています。スーダン軍の報道官であるアシム・アワド・アブデルワハブ氏は、「2倍の激しさで応戦する」と明言しました。
アブデルワハブ氏は、エチオピアが今回の攻撃に関与したという確定的な情報を得ているとし、「国家の尊厳、主権、そして安全を守るため、いかなる脅威にも対処する準備が整っている」と強調しています。
東アフリカ地域において、隣国同士の緊張がここまで高まることは極めて異例であり、今後の外交的解決か、あるいはさらなる軍事的緊張への発展か、国際社会の注目が集まっています。
Reference(s):
cgtn.com