イスラエル軍、ヒズボラ精鋭部隊の指揮官を殺害 停戦後のベイルート攻撃に波紋
イスラエル軍が、レバノンの武装組織ヒズボラの精鋭部隊「ラドワン部隊」の指揮官を殺害したと発表しました。4月16日に発効した停戦合意後、首都ベイルートへの攻撃は今回が初めてとされており、地域の緊張状態が改めて浮き彫りとなっています。
ベイルート南部での空爆
イスラエル軍は5月7日(木)の声明で、前日にベイルート南部郊外で行った空爆により、ラドワン部隊の指揮官であるマレク・バルート(Malek Balout)氏を殺害したと明らかにしました。
この発表に先立ち、ベニヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相も共同声明を出し、ベイルートでの空爆で指揮官を標的にしたことを認めていましたが、その時点での生存状況については詳細を伏せていました。
指揮官マレク・バルート氏の役割
イスラエル軍の発表によると、バルート氏は部隊の再編を主導したほか、レバノン南部においてイスラエル軍に対する以下のような攻撃を指揮していたとされています。
- 対戦車ミサイルの発射を含む、数十回に及ぶ攻撃作戦の立案
- 爆発物の設置による攻撃の指揮
- 精鋭部隊「ラドワン部隊」の機能回復と強化に向けた取り組み
停戦合意と現状の矛盾
今回の攻撃は、4月16日にイスラエルとレバノンの間で停戦が合意されて以降、初めてベイルート市内で行われた攻撃として報告されています。
合意によって緊張緩和が期待されていましたが、現実にはイスラエル軍は依然としてレバノン南部に展開しており、現地では依然として戦闘が続いている状況です。一方で、ヒズボラ側からは、今回の指揮官殺害に関する即時の確認は得られていません。
停戦合意後も、特定の重要人物を標的にした攻撃が続くことで、今後の両者の関係や停戦の維持にどのような影響が出るのか、静かな注視が必要です。
Reference(s):
cgtn.com



