2026年W杯、アフリカ勢10チームのベースキャンプが決定 北米での戦略的拠点を発表
6月11日の開幕を目前に控え、FIFAは出場48カ国の公式ベースキャンプを発表しました。今回の大会では、史上最多となる10チームのアフリカ代表が出場しますが、彼らが米国、メキシコ、カナダのどこに拠点を構え、準備を進めるのかが明らかになりました。
ベースキャンプがもたらす戦略的な意味
ワールドカップにおけるベースキャンプは、単なる宿泊施設ではありません。大会期間中の大半を過ごし、トレーニングやリカバリー(疲労回復)を行うための重要な拠点となります。試合会場への移動時間を最適化し、チームが最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えるための、戦略的な意思決定の一つと言えます。
FIFAワールドカップ2026の最高執行責任者(COO)ハイモ・シルギ氏は、「ベースキャンプは大会の構造において不可欠な要素であり、チームが根を下ろし、日々のリズムを刻む場所である」とその重要性を強調しています。
アフリカ代表10チームの拠点一覧
今回、アフリカ勢は米国とメキシコの2カ国に分かれて拠点を構えます。具体的にどのチームがどこに滞在するのかを整理しました。
米国に拠点を置くチーム
- モロッコ:ニューヨーク・ニュージャージー地域(ザ・ピングリー・スクール)
- セネガル:ニューヨーク・ニュージャージー地域(ラトガース大学)
- ガーナ:ボストン(ブライアント大学)
- エジプト:ワシントン州スポカン(ゴンザガ大学)
- アルジェリア:カンザスシティ(カンザス大学)
- カーボベルデ:フロリダ州タンパ(ウォーターズ・スポーツプレックス)
- コートジボワール:フィラデルフィア(フィラデルフィア・ユニオン)
- コンゴ民主共和国:ヒューストン(ヒューストン・トレーニングセンター)
メキシコに拠点を置くチーム
- 南アフリカ:パチューカ(フトボル大学)
- チュニジア:モンテレイ(ラヤドス・トレーニングセンター)
拡大した大会形式と多様な顔ぶれ
今回のワールドカップは、出場枠が従来の32カ国から48カ国へと拡大されました。これにより、アフリカからは過去最多の10チームが参戦することになります。
特に注目されるのは、2022年カタール大会でアフリカ勢として初めて準決勝に進出したモロッコや、1974年以来となる久々の本大会復帰を果たすコンゴ民主共和国など、多様なストーリーを持つチームが集結している点です。
また、全体の傾向として、48チーム中39チームが米国、7チームがメキシコ、2チームがカナダにベースを置くこととなりました。こうした大規模な移動と拠点設定には、ビザの問題などの外交的な調整も含まれており、スポーツの枠を超えた国際的なロジスティクスの複雑さが浮き彫りになっています。
Reference(s):
African teams secure training bases ahead of 2026 FIFA World Cup
cgtn.com