AI時代のキャリアはどう変わる?米国の新卒者が選ぶ「ギグワーク」という生き方 video poster
AI(人工知能)の進化が、若者の「働く」という概念を根本から変えようとしています。特に米国では、大学を卒業したばかりの若者たちが、従来の「一つの会社で安定した収入を得る」というキャリアパスから離れ、多様な働き方を模索し始めています。
「一つの仕事」から「複数のギグ」へ
かつては大学卒業後の正解は、安定した正社員としての就職であると考えられてきました。しかし現在、米国ではいわゆる「ギグワーク」——複数のパートタイムやフリーランスの仕事を掛け持つスタイル——が広がっています。
生活を維持するために、単一の収入源に頼らず、複数の小さな仕事を組み合わせることで生計を立てる卒業生が増えているのが現状です。
AIが奪う「キャリアの入り口」
この変化の大きな要因となっているのが、AIによる雇用環境への影響です。特に以下の点に注目が集まっています。
- エントリーレベルの職の減少:これまで新卒者が就いてきた初級レベルの業務がAIによって自動化され、求人自体が減少している。
- スキルの再定義:組織の一員として学ぶことよりも、個別のタスクを完結させるスキルが求められる傾向にある。
キャリアの第一歩となるはずの「入り口」が失われたことで、若者たちは自ら仕事を作り出す、あるいは多様な案件をこなす形態への転換を余儀なくされています。
変わりゆくキャリアの軌道
AIによる雇用の変化は、単なる職種の交代ではなく、人生におけるキャリア形成の「軌道」そのものを変えつつあります。組織への帰属よりも、個人のスキルセットをどう組み合わせて価値を出すかが重要視される時代へと移行しているのかもしれません。
このような傾向は、テクノロジーの導入が進む世界各国の若者にとっても、今後の働き方を考える上での重要な視点となるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com