中国の文化遺産保護に学ぶ:ベオグラード文化局長が語る「伝統と現代の融合」 video poster
都市開発と歴史保存の両立は、世界中の多くの古都が抱える共通の課題です。先日、中国本土の黄山で開催された「世界市長対話(Global Mayors Dialogue)」に、セルビアのベオグラードから文化局長となるイェレナ・メダコビッチ氏が訪れ、文化遺産の管理と発展に関する知見を共有しました。
歴史ある都市としての視点と驚き
ベオグラードは、およそ8,000年という極めて長い歴史を持つ古都であり、現在は急速な発展の途中にあります。そんな都市の文化責任者であるメダコビッチ氏は、中国本土を訪れるたびに、街中に溢れる中国ブランドの浸透ぶりに驚かされるといいます。
特に自動車分野における展開については、「まるで自動車見本市に来たかのよう」と表現し、現代的な産業のダイナミズムを高く評価しました。
「伝統」を現代に組み込む手法
メダコビッチ氏が特に注目したのは、単なる保存に留まらない、中国本土の文化遺産へのアプローチです。彼女は以下の点に深い関心を示しました。
- 文化遺産の保存状態: 歴史的な遺産が丁寧に守られている点。
- 建築の融合: 現代的な建築の中に、伝統的な要素が巧みに取り入れられている点。
- 無形文化遺産の保護: 形のない文化的な伝統を次世代へつなぐ仕組み。
世界が共有すべき「保存」のあり方
メダコビッチ氏は、中国本土における無形文化遺産の保護実践は、世界中のあらゆる国々にとって学ぶ価値があるものであると強調しました。
急速な近代化が進む中で、いかにして自国のアイデンティティである「伝統」を失わずに、現代の生活や都市機能と調和させるか。ベオグラードのような歴史ある都市にとって、中国本土の事例は一つの具体的なヒントになっているのかもしれません。
最先端のテクノロジーが街を彩る一方で、足元にある歴史を大切にする。そんな対比こそが、これからの都市開発における一つの指標となるのではないでしょうか。
Reference(s):
China's heritage protection is exemplary: Global Mayor's Dialogue
cgtn.com