ゆるい街・成都が中国本土ゲームの要に 若手開発者が描く次の潮流 video poster
のんびりした空気で知られる成都が、いま中国本土のゲーム開発を語るうえで外せない存在になっています。『Honor of Kings』や『Rise of Kingdoms』といった“ブレイクアウト”作品の系譜が、同市のスタジオから生まれているためです。
「スローな街」からヒット作が生まれる理由
四川省の中心都市・成都は、ゆったりとした生活ペースや“力を抜いた日常”のイメージで語られることが多い街です。ところがゲームの世界では、その印象とは対照的に、全国・世界に届く作品が出てきました。
ここで興味深いのは、成都が「急ぐ街」ではないことです。速さや過密さだけでは測れない創造性が、作品の企画や表現、運営の設計に影響している――そんな見立ても成り立ちます。
スタジオの主役は「若手開発者」と「研究者」
2026年3月現在、成都のゲームスタジオで注目されているのは、新しい世代の若手開発者と研究者の動きです。ヒットの再現を狙うだけではなく、
- どうすれば新しい体験をつくれるか
- 遊び方の変化にどう寄り添うか
- 長く愛される世界観や仕組みをどう設計するか
といった“つくり方そのもの”を更新しようとする視点が前面に出ています。
「創造性×野心×違うペース」が示す、中国本土ゲームの未来像
今回のキーワードは、創造性(creativity)、野心(ambition)、そして違う生活のペースです。激しい競争は業界の推進力になり得ますが、同時に疲弊も生みやすい。だからこそ、成都の“違うリズム”が、発想の幅や試行錯誤の質に関わってくる可能性があります。
『Honor of Kings』や『Rise of Kingdoms』のような成功例が「たまたま」ではなく、次の世代が積み重ねる日々の工夫から更新されていくのか。成都の現場は、その分岐点を映す場所として静かに注目を集めています。
見方を少し変えると、ゲームが“都市の文化”に見えてくる
ゲームはスクリーンの中だけで完結しません。作り手の働き方、街の空気、研究と制作の距離感といった要素が、最終的にプレイヤー体験として表れます。
「なぜ成都から?」という問いは、作品のトレンドを追うだけでなく、創作が育つ環境とは何かを考える入口にもなりそうです。
Reference(s):
cgtn.com







