カンボジアで「稲×エビ」共生農法 1枚の田んぼで収入源を二つに video poster
カンボジアで、稲作とエビ(クルマエビ類などの「prawn」)を同じ田んぼで育てる「共生型」の農法が、農家の新たな収入源として注目されています。稲とエビが互いの環境を整え合い、1つの圃場で2つの収穫を目指せる点がポイントです。
「稲×エビ」は何が違う?──同じ田んぼで“二毛作”に近い発想
今回紹介されているモデルは、稲とエビを別々に作るのではなく、同じ水田空間を活用して同時に育てる取り組みです。単に「組み合わせる」のではなく、双方が相手にとってプラスに働く設計になっています。
相互作用のポイント(伝えられている内容)
- エビ:土をゆるめ、害虫のコントロールにもつながる
- 稲:水をきれいにし、酸素を供給する
結果として、稲作の場がエビの生育環境にもなり、エビの活動が稲の生育環境を整える──そんな「循環」を狙います。
導入を支えるのは上海海洋大学のチーム
このエコ農法モデルは、上海海洋大学のチームがカンボジアに持ち込み、現地での導入を支援しているとされています。水田を「稲だけの場所」から、複合的に価値を生む生産の場へ変えていく発想が、農家の所得機会を広げる可能性があります。
なぜ今このモデルが話題に?──「収穫が増える」以上の意味
2026年2月現在、この取り組みが関心を集める背景には、一つの田んぼから複数の成果を得るという分かりやすい魅力があります。加えて、稲とエビが互いの環境を整える設計は、環境負荷を抑えながら生産性を高める発想としても語られています。
国際協力の文脈でも、大学の知見が現地の生計手段づくりに接続される点は、技術協力の一つの形として静かに示唆的です。
現場でカギになりそうな点
稲作と養殖を同じ空間で成り立たせるには、稲の管理とエビの管理を両立させる必要があります。報じられている内容からは詳細までは分かりませんが、今後は水と土の状態を安定させる運用や、地域の条件に合わせた調整が広がりのポイントになりそうです。
「一枚の田んぼ、二つの収穫」というシンプルなメッセージの裏側で、どんな工夫が積み重なっていくのか。カンボジアの現場での展開が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








