ロシア、UAE脱退後もOPEC+残留の方針を表明
アラブ首長国連邦(UAE)が石油輸出国機構(OPEC)からの脱退を表明した後も、ロシアはOPEC+産油国同盟から離脱する計画がないことを明らかにしました。クレムリンは4月29日、UAEの決定を尊重しつつも、同盟の枠組み維持を望む考えを示しました。
ロシア、同盟の安定化機能に期待
ロシア大統領報道官ドミトリー・ペスコフ氏は4月29日、日次記者会見で、UAEのOPEC脱退は「主権的な決定」であり尊重すると述べました。その上で、ペスコフ氏は次のように付け加えています。
「OPEC+の枠組みは、エネルギー市場の変動を大幅に最小化し、市場を安定させることを可能にしています」
ロシアは、UAEとの間でエネルギー問題を含め「建設的かつ効果的な」接触を維持できることを期待し、UAE脱退後もOPEC+の枠組みが維持されることを望んでいると説明しました。
UAEの脱退とその背景
OPEC+内で第4位の産油国であるUAEは、4月28日、5月1日をもって同盟を離脱すると発表しました。発表文では、この決定が「UAEの長期的な戦略的・経済的ビジョンと変化するエネルギー事情を反映したもの」と説明されています。
UAEのエネルギー大臣スハイル・モハメド・アルマズルーイ氏は、世界的なエネルギー需要の増加を見込み、中東地域の緊張緩和後には原油生産を増強できる可能性に言及。これは原油価格を押し下げる要因となるかもしれません。
OPEC+とロシアの関わり
ロシアは2016年にOPEC+に参加し、サウジアラビアに次ぐ同盟内第2位の産油国としての立場を築いてきました。世界の原油供給と価格安定化において重要な役割を果たしてきたこの同盟において、主要産油国の一角であるUAEの脱退は、市場関係者の注目を集めています。
現在、世界の石油・ガス貿易の大動脈であるホルムズ海峡が封鎖状態にあるという地政学的な緊張も、エネルギー市場の不確実性に影を落としています。
(Reutersの情報を参考にしています)
Reference(s):
cgtn.com



