瀋陽のシニアが氷上で躍動 平均65歳のアイスホッケーチーム
瀋陽のシニアが氷上で躍動 平均65歳のアイスホッケーチーム
中国東北部・遼寧省瀋陽市の凍った湖で、平均65歳というシニア世代の住民たちがアイスホッケーを楽しんでいます。ヘルメットをかぶりスケート靴を履き、ホッケースティックを手に氷上を駆け回る姿は、「年齢はただの数字」というメッセージそのものです。
氷上を駆けるのは「平均65歳」のチーム
瀋陽の湖に集まるのは、引退後の時間を過ごす高齢者たちです。彼らは自前のスケート靴と防具を身につけ、しっかりとヘルメットを装着して氷に立ちます。
メンバーの平均年齢はおよそ65歳。それでもスタートの合図とともに一斉に滑り出し、パックを追いかけながら巧みに方向転換し、シュートを狙います。いまや、彼らが結成したアマチュアのアイスホッケーチームは、地元で知られた存在になっています。
「年齢はただの数字」──シニアの挑戦が示すもの
このチームを象徴するのが、Age is just a number(年齢はただの数字)という考え方です。引退後は静かに過ごすのではなく、仲間とともに新しいスポーツに挑戦する。その選択が、瀋陽の冬の風景を変えつつあります。
氷上でプレーすることは、体力づくりになるだけでなく、気持ちの張りにもつながります。パスがつながったときの歓声、ゴールが決まったときの笑顔。そうした瞬間が、日々の生活にリズムと楽しみをもたらしているように見えます。
瀋陽の冬を変える「シルバー・サージ」
この「シルバー・サージ(silver surge)」とも言える動きは、瀋陽の冬の景色に新しい色を加えています。かつては静かだった凍った湖が、いまはスケートの跡と笑い声に満ちた場所になっています。
周囲で見守る人にとっても、その光景は励ましになります。高齢になっても、工夫しながら安全に体を動かし、仲間と集うことはできる。そんな前向きなメッセージが、自然と伝わってきます。
高齢化社会を生きる私たちへのヒント
瀋陽のシニア・アイスホッケーチームの姿から、日本を含む多くの国や地域が直面する高齢化社会へのヒントも見えてきます。
- 新しいことを始めるのに、遅すぎる年齢はない
- スポーツや趣味は、世代を超えて人をつなぐ共通言語になりうる
- 屋外の場や公共空間を工夫すれば、高齢者の活動の場はまだ広がる
健康づくりとしての運動や、仲間づくりの場としてのスポーツをどう支えるかは、日本でもよく議論されるテーマです。瀋陽の凍った湖で氷上を駆けるシニアたちの姿は、その議論に具体的なイメージを与えてくれます。
「こんな老後もいいかも」と思わせるニュース
数字としての年齢よりも、「何をしたいか」「誰と過ごしたいか」を大切にする生き方。瀋陽のシニアたちが氷の上で見せるのは、そんな価値観を体現した日常の一コマです。
通勤電車の中でこのニュースを読んでいる人も、自宅で一息つきながらスマートフォンを見ている人も、「自分なら何に挑戦してみたいか」を少しだけ想像してみたくなるのではないでしょうか。
凍った湖を滑るシニアの姿は、私たちに静かに問いかけています。老後とは、そして年齢とは、いったい何なのか──。
Reference(s):
cgtn.com








