イザベル・ユペールが語る「映画は自分への旅」 CGTN独占インタビュー video poster
フランスの名優イザベル・ユペールが、中国のメディアCGTNの独占インタビューで「映画は自分への旅」だと語り、映画づくりと内面世界のつながりについて印象的な比喩を示しました。
映画は「自分への旅」──ユペールの比喩
2025年に行われた今回のインタビューで、イザベル・ユペールは「映画を作ることは、いつだって一種の旅だ」と述べ、映画そのものを「自分の内側へと旅をする行為」になぞらえました。
旅先で新しい景色や人に出会うように、映画の現場でも新しい感情や自分でも知らなかった側面と出会う。その過程こそが、ユペールにとっての映画づくりだといえます。
- 映画の仕事は「外の世界への旅」であると同時に「自分の内面への旅」でもある
- 役を演じることで、自分自身の知らなかった部分が立ち上がる
複雑で型破りなキャラクターへの愛着
ユペールは、複雑で型にはまらない、時に苦悩を抱える人物を数多く演じてきたことで知られています。インタビューでも、そうしたキャラクターに惹かれる理由について語りました。
彼女にとって魅力的な役とは、善悪の単純な二分法では語れない人物像です。矛盾や弱さ、衝動や迷いを抱えたキャラクターだからこそ、人間のリアルさがにじみ出るといいます。
- 「正しい人」よりも、「揺れている人」を演じることに興味がある
- 観客が簡単に判断できない人物像こそ、映画に余韻を残す
名だたる監督たちとの協働が支えるキャリア
フランス・ニューウェーブの時代から今日に至るまで、ユペールは西洋映画を代表する多くの巨匠と作品をともにし、豊かなキャリアを築いてきました。
インタビューでは、「特定の人たちとのコラボレーションこそが、自分の表現を支えてきた」とも強調しています。信頼する監督や共演者との長年の関係があるからこそ、挑戦的な役柄にも踏み込むことができるという視点です。
- 同じ監督と何度も組むことで、より大胆な表現に挑戦できる
- 作品ごとのチームワークが、俳優としての新たな一面を引き出す
中国映画への関心も示す
今回のインタビューでは、ユペールがいま特に注目している中国人監督と、その作品についても語っています。どの作品なのかは、インタビュー映像の中で詳しく紹介されています。
欧州の映画文化と中国映画との往復が、「旅」としての映画をさらに豊かなものにしていくのかもしれません。
私たちは映画をどう「旅」できるか
ユペールの「映画は自分への旅」という言葉は、俳優だけでなく、観客である私たちにも向けられたメッセージのように響きます。スクリーンの中の人物の感情や選択をたどることは、自分自身の価値観や経験を静かに振り返る行為でもあります。
忙しい日常の合間に見る一本の映画が、思いがけず自分自身を見つめ直すきっかけになる。今回のインタビューは、そんな映画との付き合い方を改めて考えさせてくれます。
Reference(s):
cgtn.com








