中英の新スタディツアー始動:2026年5〜6月に英国200人超が中国本土へ video poster
2026年5〜6月、英国の6大学から200人を超える学生が、中国本土での「没入型スタディツアー」に参加します。単発の短期訪問にとどまらず、単位認定も視野に入れた“制度としての交流”を目指す点が、今回のニュースの核です。
何が始まる?「China-UK Study Tour Pioneering Scheme」の概要
今回発表されたのは「China-UK Study Tour Pioneering Scheme(中英スタディツアー先導スキーム)」です。英国側の学生は、クラス単位のコホート(同一集団)として渡航し、中国本土各地で学術プログラムと文化・社会体験を組み合わせたツアーに参加します。
参加する規模と訪問時期:英国6大学・200人超が対象
発表された内容によると、英国の6大学(エクセター大学を含む)から200人超の学生が、2026年5〜6月に中国本土を訪問します。今回の訪問は、本スキームに参加する英国学生の「第1陣」と位置づけられています。
受け入れ側の準備:10大学が13の「Study Tour China」ルートを設計
受け入れに向け、中国の10大学が共同で、計13本の「Study Tour China」ルートを設計しました。ルートは、学術コースと、現地での文化・社会的な体験を組み合わせる形で構成されるとされています。
- 参加する中国の大学(例):対外経済貿易大学、電子科技大学、北京理工大学、復旦大学
- 特徴:教室内の学びに加えて、現地での体験を組み込む
- 狙い:構造化されたプログラムとして、学びと交流の密度を上げる
1月14日に北京で発表:若者交流を「一方向」から「双方向」へ
本スキームは、2026年1月14日に北京の対外経済貿易大学で行われた発表イベントで正式にお披露目されました。「World Study Tour Alliance」構想のもと、中国と英国の若者交流に焦点を当てた初の旗艦プロジェクトとされます。
説明されている狙いは、従来の「海外への一方向のスタディツアー」や「短期訪問」にとどまらないことです。単位認定を伴う体系的なスタディツアー制度を通じて、学術面と人と人の交流の双方で、より踏み込んだ関わりを促すとしています。
制度化のサイン:高等教育協力を“仕組み”にする動き
本プログラムは、中国教育部傘下の「中国留学サービスセンター(Chinese Service Center for Scholarly Exchange)」が主導して始動しました。発表内容は、中英の高等教育協力が、より体系的で制度化され、相互性を強める段階に入ることを示すものだとされています。
これから注目されるポイント
現時点で示されている情報からは、少なくとも次の点が注目されます。
- コホート(クラス単位)参加が、現地での学びと交流の質にどう影響するか
- 単位認定を視野に入れた「構造化」が、短期プログラムの位置づけをどう変えるか
- 13ルートの設計が、学術と社会体験のバランスをどう実現するか
2026年春から初回訪問が動き出すことで、若者交流が“イベント”から“継続可能な制度”へ近づくのか。動向が注目されます。
Reference(s):
New China-UK study tour program set to deepen youth exchanges
cgtn.com








