上海の“ホグワーツ”図書館が人気に——梓嘉玮図書館、開館3年で新名所へ video poster
上海・徐家匯で「ホグワーツみたい」と話題を集める梓嘉玮(ズカウェイ)図書館。2023年の開館以来、読書の場であると同時に、建築そのものを目当てに訪れる人も多い“新しい文化スポット”として存在感を強めています。2026年1月現在も、週末や祝日を中心に多くの来館者でにぎわっているといいます。
なぜ「ホグワーツ」と呼ばれるのか
来館者の印象を決めているのが、建物中心部の大きな吹き抜け(アトリウム)です。左右にそびえる「本棚の壁」のような造形が、物語の舞台を思わせる独特の雰囲気をつくり出します。
- 静かに勉強する人がいる一方で、空間を背景に記念撮影する人もいる
- 週末・休日は“必訪スポット”として人が集まりやすい
図書館という「静けさ」を大事にする場所が、同時に「体験する場所」としても機能している点が、今の都市型カルチャーの空気感に重なります。
設計は英国の建築家デイヴィッド・チッパーフィールド氏
梓嘉玮図書館を手がけたのは英国の建築家デイヴィッド・チッパーフィールド氏。地下2階・地上3階の構成で、読書空間だけでなく、展示・レクチャー・アート鑑賞・クリエイティブマーケットなど、複数の用途を一体化させています。
建物のデザインは、過度に装飾的ではないミニマル(要素を絞り込む)な方向性。それでいて、徐家匯というエリアが持つ歴史や文化的文脈への目配りを感じさせ、周囲の歴史的な街並みの中でも、現代的な輪郭をはっきりと示します。
「読む場所」から「滞在する場所」へ——図書館の役割が広がる
近年、図書館は本を借りるだけの施設から、街の中で人が過ごす「第三の場所(家でも職場でもない居場所)」へと役割を広げてきました。梓嘉玮図書館はその流れを象徴する存在の一つとして、読書・学び・展示・イベントが交差する“複合文化空間”になっています。
一方で、来館者が増えるほど、静かな学習環境との両立が課題になりやすいのも事実です。写真を撮る人、集中したい人、イベントを楽しむ人——それぞれの目的が同じ空間に共存するために、運用面の工夫が問われ続けることになりそうです。
短くまとめると
- 上海・徐家匯の梓嘉玮図書館は、2023年開館後「ホグワーツのよう」と話題に
- 象徴的なアトリウムと“本棚の壁”が写真スポットとしても人気
- 読書に加え、展示・講演・アート・マーケットを統合した都市型の文化拠点
Reference(s):
cgtn.com








