ナイジェリア、航空燃料価格急騰で国内線運航停止の危機
ナイジェリアの主要な航空会社が、航空燃料の価格が「天文学的」に高騰していることを理由に、今月20日以降、国内線の運航を全面的に停止する可能性があると警告しました。アフリカ最大の人口を抱える国の空の交通がまひする可能性が出ています。
運航停止の可能性を示す最終通告
ナイジェリア航空運送事業者協会(AON)は、国内線を中心に約10社を代表する団体です。同協会は、主要エネルギー販売業者協会(MEMAN)宛てに4月14日付で書簡を送付し、「航空燃料の価格が現在、航空収入だけでは燃料費すら賄えない水準まで高騰している」と述べ、4月20日までに状況が改善されない場合、すべての国内線運航を停止する可能性があるという「最終通告」を行いました。
国際的な相場を超える異常な高騰
世界的なジェット燃料価格は地政学的な緊張により上昇しているものの、AONはナイジェリアでの価格上昇が国際的な指標から見て不釣り合いに大きく、「人為的」なものだと主張しています。原油価格が同じ期間におよそ30%上昇したのに対し、国内の航空燃料価格はそれをはるかに上回るペースで膨らんでいます。
アフリカ航空協会によれば、航空燃料費はアフリカの航空会社の運営コストの30〜40%を占めており、世界平均の20〜25%を上回っています。ナイジェリアでは、3月の時点で1日約210万リットルのジェット燃料を消費しており、この負担は持続不可能なレベルに達しているとされています。
販売業者側の反論と行く末
これに対し、MEMANは4月16日付の回答で、航空会社が提示した価格は市場平均より40%以上も高いと反論しました。同協会は課題を認めつつも、ジェット燃料の流通には特殊な設備と取り扱いが必要なことがコストを押し上げる要因だと指摘しています。
4月20日の期限が迫る中、焦点はMEMANと連邦政府が、価格規制や製油所からの直接配分、緊急措置などによって介入するかどうかに移っています。AONはこれまでの運航維持を愛国的な行為と強調し、今回の警告を「最後の訴え」と位置づけました。旅行会社はすでに代替手段に関する問い合わせに対応しており、乗客は不確実性に直面しています。
Reference(s):
Nigerian airlines threaten to halt flights as jet fuel prices surge
cgtn.com








